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2015年11月

2015年11月29日 (日)

混雑の中でルリビタキ-六義園

 このところ毎日のように六義園の紅葉がテレビで取り上げられています。まだ、モミジは青々としていますので、染まったハゼの木が代役を務めています。ライトアップも始まったこともあって、朝から六義園は大混雑です。今朝も、開園前から行列ができるほどでした。
 そんな中でも私も含め、常連さんたちは野鳥を探します。今日は、冬の鳥ではアカハラ、シロハラ、シメがいて、久しぶりにカワセミも入ったとのこと。そして、ルリビタキの声も聞くことができました。
 PCM-D100で録音、ルリビタキの音域のボリュームをアップ、4,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 これではジョウビタキのと区別はつきにくいと思いますが、録音をする前に怒ったような「ギッ、ギッ」というルリビタキの地鳴き特有の声が、聞こえましたので間違いないでしょう。
 冬枯れの静かな六義園に戻るまで、しばらくはガマンのバードウォッチングです。

2015年11月28日 (土)

タゲリの鳴き声、録音成功

 タゲリは、警戒心が強い上に開けた農耕地などにいるので、近づけない鳥です。その上、あまり鳴かないので、録音的にはかなり難題の鳥となります。
 そのタゲリが、江戸川沿いの田んぼに48羽来ていると、S木♀さんから教えていただきました。今日は天気が良いので、さっそく出向きました。田んぼ道を歩いていると、暑いくらい、フリースもヒートテックも脱いでしまいました。また、畦にはシジミチョウやアブが飛び、春と錯覚しそうな風景です。
 タゲリが居るという田んぼを一巡りしましたが、タゲリはおろかツグミもいません。この暑さのせいでしょうか。しょうがない、そろそろ帰ろうと以前いた田んぼの横を歩くと「ミュー」と鳴いてタゲリが1羽飛び立ちました。もちろん、急なことで録音はできませんでした。1羽がいたのだから、待っていれば群れが来るかもしれないと、ここにいることにしました。待つこと数10分、遠くの田んぼの上をタゲリの群れが舞っているのが見えました。数えてみると48羽、情報通りです。ただし、飛んでいた田んぼに降りたようです。かなり距離はありますが、行ってみることにしました。
 瀟洒な住宅が並ぶ裏の田んぼに、タゲリは降りていました。1羽1羽を見ると、白と黒のコントラストがはっきりして金属光沢の緑色はとても派手です。しかし、田んぼの上に降りていると保護色となり目立ちません。いくら数えても35羽くらいにしかならないのですから不思議です。
 いずれにしても、録音機を置いて鳴くのを待ちます。そして、やっと鳴いてくれたのは飛び立ったとき。2群れに別れて飛び立ち、そのたびに何羽かが鳴いてくれました。飛んだ一瞬でのカウントでは50羽ですから、やはり48羽いたのです。
 PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、3,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 タゲリの鳴き声は、ネコの鳴き声に似ているとよく言われます。どちらかというと、高い声なので、子ネコですね。
 S木♀さん、情報ありがとうございます。おかげでも、今年もタゲリの声が録れました。

2015年11月26日 (木)

武装勢力の犯行声明の中で鳴いている鳥?

  Facebookでお友達になったOさんから、アルジェリア人質事件の首謀者であるモフタール・ベルモフタールによる犯行声明の動画の中の鳥の声は何ですかという質問をいただきました。
  このYouTubeにアップされている動画の0.47秒から0.51秒あたりで、鳥の声がします。
  https://www.youtube.com/watch?v=JiSp4025Rvo&feature=player_embedded
 Oさんによると「このビデオが撮影された場所は不明ですが、アルジェエリア、マリ、ニジェール辺りではないかと思われます。」とのこと。たぶん1度聞いたくらいでは、聞こえないくらい小さな声です。よく気がついたのものです。ご自身のブログでも記事にされています。
 http://suzume.blog.jp/archives/48624279.html
 これでは、わかりにくいので、鳥の声だけ取り出してみました。



 「チーッ」あるいは「ツィーッ」と聞こえると思います。音の高さは4,000~7,000Hzで、4,000Hzから7,000Hzにかけて尻上がりになり、最後に7,000Hzから6,000Hzに少しさがります。そのため、声紋は∫記号のように見えます。かなり高い声で、聞いたことのあるようなないような声です。ちょっとホオジロ系の高い地鳴きに似ていますが、そっくりという種類は思い浮かびませんでした。地鳴き、それも北アフリカの鳥となると皆目見当がつかず、回答はご容赦願いました。
 以前、記事にしたように、この人質事件で死亡が確認された日本人の一人、伊藤文博さんはバードウォッチャー、志津川愛鳥会のメンバーでした。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2013/01/post-438b.html
 伊藤さんなら、おわかりになったかもしれません。もし、鳥の名前がわかり、その鳥の生息域が狭く、そこから武装勢力のアジトを絞り込み、特殊部隊が急襲できるなんてことができれば、鳥から敵討ちができたのですが。

2015年11月25日 (水)

「野鳥の父、中西悟堂をめぐる人々」展

 今年は、中西悟堂の生誕120年だそうです。悟堂おっかけの西村眞一さんから、先日の日本野鳥の会の総会で、ぜひ展示会に来て欲しいと言われました。ということで、本日荻窪で行われている「野鳥の父、中西悟堂をめぐる人々」展に行ってきました。
 西村さんの企画というか監修の展示会、小規模ながら充実していました。悟堂が野鳥に目覚め、日本野鳥の会の創立に関わり、日本野鳥の会を運営して歴史のなかで、多くの人が関わっていたことがわかります。当時の文化人や学者が、悟堂と日本野鳥の会を支えてくれたことが実感できました。これに加えて、居を構えていた当時の荻窪の自然が大きく影響していたのでしょう。
 これらの展示は、交流のあった人との手紙やハガキなど、西村コレクションの数々を見るだけでも、わくわくしました。しかし、よくまあ、ここまで集めたものです。そのご苦労が、報われた感じのする展示会でした。
 また、展示品を印刷した資料集(税込み400円)は、今まで紹介されたことのない資料が集められています。この資料集だけでもかなりのお値打ちです。
 小雨の降り始めた展示館のある公園を歩くと、ヒヨドリの群れがにぎやか。悟堂さんも、この地でヒヨドリの声を聞き、秋を感じたことでしょう。

Godoten151125

 展示会の詳しい日程、場所などは下記URLでご確認ください。
 https://www2.city.suginami.tokyo.jp/event/event.asp?event=25182

2015年11月23日 (月)

ハクガン幼鳥、別の鳴き声-荒川

 荒川のハクガンの声を録音をした「野原から」のS木♂さんは、別の声を録っています。朝早く行って、まだカメラマンの居ないうちに行ったら近くまで来て鳴いてくれたそうです。
 それならば、今日のような今にも雨が降りそうな暗い日ならば、カメラマンはいないだろうと出かけました。現地に着くと小雨がぱらついてします。そんな中でも、3人のカメラマンがハクガンを遠巻きにしていました。この後、3名来てすぐに帰りましたが、さすがにこの天気ではギャラリーは少ないです。まずは、作戦成功と思ったのですが、今日は休日でした。すぐ横のグラウンドも荒川を挟んだ対岸のグラウンドもサッカーや野球の試合が行われていて、雨をものともしない元気の良い子供たちの歓声が響いています。
 この子供たちも声も風景音として捕らえれば、それはそれで荒川らしい音になるのではないかと気を取り直して録音開始。ということで、1時間ほどの間に録音機の近くにハクガンが2回近づいて来てくれました。写真の右下にあるのが、録音機です。

Snowgoose151123_2

 PCM-D100で録音、1,500Hz以下のノイズの軽減、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 けっこういろいろな声を出していることがわかります。
 それにしても、ハクガンを見るのにはちょうど良い寒さの日でした。

2015年11月22日 (日)

秋のタイマー録音-稲荷川流域

 2日目のタイマー録音は、稲荷川流域に広がる森の中に3台を仕掛けました。標高は700m、別荘地が終わり森が続く環境です。昨日の録音では、鳥たちの声が聞こえはじめたのは午前6時過ぎからでしたので、時間設定を少し遅くし午前5時30分から8時30分までにしました。
 広葉樹の森ですから録音機を置けるところは、たくさんあります。どこに置いて良いか、悩むほどです。とりあえずは、木の実のあるところ、マユミやナナカマドがある近くに隠せるところを見つけて置いておきました。  まずは、ミソサザイ。主に昆虫食なのですが、冬はマユミの実も食べるでしょうか。
 YAMAHA W24で録音、ボリュームはそのまま、3,000Hz以下のノイズを軽減しています。  



  ミソサザイは、録音機のすぐそばを通っていきました。最初のほうは、近すぎて音が大きく歪んでしっていました。また、mp3に変換してアップしていますので、音が少し歪んでいます。カサコソとミソサザイが移動していく音もかすかに入っています。こんなにミソサザイの地鳴きが大きく録れたのは初めてです。タイマー録音がうまくいくと、このようにすぐそばで鳴いてくれます。このほか、この録音機にはヒヨドリ、ハシブトガラスなどが入っていました。
 もう一ヶ所は、ここからさらに1kmくらい山のなかに入った広葉樹の林、やはりマユミの実がまだたくさん残っているところを見つけて置いておきました。
 きれいに録音できていたのは、エナガでした。数羽が鳴き合いながら移動していくようすを捕らえていました。これも、かなり近くを通ったようで羽音が入っていました。
  YAMAHA W24で録音、ボリュームを少しアップ、2,000Hz以下のノイズを軽減、ノイズリダクションをかけています。



 エナガの後をシジュウカラが、やはり鳴きながら移動。このほか、イカル、アカゲラ、コゲラ、ヒヨドリの声も捕らえていました。
 じつは、前日に録音機を置きに行ったのは午後3時頃、翌日の回収は午前9時頃です。いずれの時も、森はシーンと静かで鳥の声といえば遠くで鳴くハシブトガラスだけ、途中でコゲラとキクイタダキを見たのみでした。こんなに鳥が少なくては、録音にはなにも入っていないだろうと思ったら、夜明けから1時間くらいはかなりにぎやかなことがわかりました。
 秋から冬のタイマー録音も、有効であることがわかりました。

2015年11月21日 (土)

秋のタイマー録音-霧降高原

 タイマー録音は、録音機の前で鳥が鳴いてくれなければ、録れません。せいぜい2~30mの範囲がまずまずの音が録れる距離でしょう。さえずりの季節にソングポストを見つけて近くに置けば、かなりクリアに録音できます。また、環境を見れば、だいたいどこに置いたら良いか見当がつきます。
 秋から冬でも、池やアシ原ならば昼間の鳥のつき方から置く場所を決めます。しかし、山ではポイントが定まらず、あまりタイマー録音はやったことがありませんでした。今回、日光で試しに2ヶ所で、録音機を置いてみました。初日は、午前5時から8時までの3時間の設定、霧降高原です。
 まずは、霧降高原のいつものポイント。最高の初夏のコーラスが録れたところです。ところが、曇り予報が小雨となり、「パラパラ」や「サーッ」という雨音がところどころ入っていました。それでも、遠くを渡るアトリの鳴き合う声、そしてルリビタキの地鳴き、1羽が2分以上に渡って鳴き続けていました。ルリビタキは、まだ高原にいるのですね。
 YAMAHA W24で録音。4,000Hz以下のノイズの軽減、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 そして、もう一ヶ所、直線で1km離れ標高としては200mぐらい下ったところに置きました。たった、これだけの距離なのに雨音はなし。予報どおり曇り、静かな朝でした。そして、録音されていたのはツグミの群れが鳴き合いながら渡っていくようすでした。YAMAHA W24で録音。1,500Hz以下のノイズの軽減、ボリュームを少しアップ、ノイズリダクションを軽くかけています。



 初めて置いた場所ですが、ちょうどツグミの渡りの通り道だったようです。道路際の看板の間なので、ときどき鳥がとまって大きな音を立てたり、飛び立つ時の羽音も入っていました。
 まずは、いろいろやってみるものですね。

2015年11月18日 (水)

やっとウグイス-六義園

 六義園の冬の小鳥は、暖かい日が続いているためでしょうか、少めです。
 いつもならば、山から下りてきたアオジやクロジ、渡って来たジョウビタキやツグミ、シロハラがよく見られます。毎日のように通われている常連さんたちは、そつなつ見つけています。しかし、私のような数日に1回行くようなサボり気味のバードウォッチャーは、なかなか出会いません。
 今日の散歩で、やっとウグイスの声と姿を見つけました。PCM-D100で録音、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 ウグイスの初認は、過去の記録から早い年で10月28日、遅くとも11月8日です。ところが、今年は11月18日となりました。もちろん、常連さんたちはすでに発見していますが、過去の記録との比較は私一人の記録で比較するようにしています。数日に1回しか行かないような頻度でも、出会えるほどウグイスが多くなった日ということになります。  
 「ウグイスが来たか、ジョウビタキはまだかいな」という六義園でした。

2015年11月17日 (火)

イヌワシの鳴き声-多摩動物公園

 六義園の鳥仲間のK藤♀さんから「多摩動物公園に行ったら、イヌワシがたくさん飼われていて良く鳴いていた」との情報をいただきました。
 晴れるのは今日くらいという天気予報、本日行ってみました。動物園での録音は、山登りをしての録音に比べれば遙かに楽です。動物園での録音は、どの種類が鳴いているのか確認できますから比較するサンプルとして間違いのないものとなります。同じ声が、野外で聞こえたら、あるいは録音できたら、その種類であると同定できるわけですから貴重です。動物園での録音は、シーズンオフの重要な仕事となります。そのため、録音仲間の中には飼育係の人と仲良くなって、いろいろ便宜を図ってもらい、面白い音を収録しています。
 ただ、難題もあります。都会の真ん中の動物園だと、やはり騒音がうるさいです。多摩動物公園の場合、街の騒音は少ないのですが、基地が近いために航空機がうるさいです。そして、今日のような天気の良い日は、子供の群れです。幼稚園の遠足がたくさんやって来ます。この群れを見る限り、日本の少子化は問題ないと思うほどです。
 子供たちがワシを見て歓声を上げるのは、嬉しいです。また、親子連れが来てお父さんが「ワシだ!」と興奮しているのに、子供がしらっとしているのも面白かったです。
 こうした騒音の中でも良く鳴く鳥であれば、その合間に鳴いてくれ、充分サンプルとして使えます。しかし、ワシの仲間はなかなか鳴いてくれません。それでも、イヌワシの声を一声、録ることができました。PCM-D100で録音、2,500Hz以下の低音ノイズをかなりカット、ボリュームを少しアップ、ノイズリダクションをかけています。



 実は、この声はケージの前に到着したとたんに鳴いてくれたものです。このあと、1時間30分居たのですが、これ以上の声は録れませんでした。
 日本のイヌワシの鳴き声は、『野鳥大鑑』に蒲谷鶴彦先生が伊那谷で苦労されて録音した音源くらいしかありません。そのため、イヌワシの声を知っている人は少ないでしょう。野外で、イヌワシの声が聞こえたとしても聞き逃してしまうかもしれません。もし、山の中でこの声が聞こえたらと思うと、これから山歩きが楽しみです。
 K籐♀さん、情報ありがとうございました。

2015年11月13日 (金)

ハクガン幼鳥の鳴き声ー荒川

 荒川のハクガンに行ってきました。「鳴いた」「鳴かない」といろいろ情報をいただきましたが、声を聞いたという方いる以上、鳴いてくれる可能性があると思い、行きました。
 10時頃に着くと30人ほどのギャラリーがいて、その中心に3羽のハクガンの幼鳥がいました。いろいろな方がブログやFacebookにアップしているように警戒はなく、人に向かって歩いてきます。おかげで、望遠レンズではピントが合わないほど近づくので皆さがります。ちょっと滑稽です。
 録音機を置いて録音をしていましたが、ヘリや川を行く船の音、そしてギャラリーのおしゃべりのなか、鳴いてもろくな音は録れそうもありません。それにしても、鳴きません。
 たまたまいっしょになった富士鷹なすびさんが、上空にチョウゲンボウを見つけました。さすがです。空の点のようだったチョウゲンボウが、気がつくとハクガンのそばに来て急降下、さすがにこれにはハクガンも警戒して飛び立ち荒川へ。そのとき、やっと数声鳴いてくれました。
 PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、1,500Hz以下のノイズの軽減、さらに300Hz以下のノイズのカット。ノイズリダクションをかけています。



 飛び立つと同時に、「おーっ」というどよめき、いっせいにシャッターが切られました。それに富士鷹さんの感動の声も。これらをすべてカットいたしました。
 この声は、マガンに似た声で、比較すると甲高く聞こえると思いました。また、近くに来たとき「ピッ」とか「ピヨ」という幼鳥らしい声で鳴き会っていました。ただ、小さな声なのでノイズに埋もれてしまっていました。
 情報をいただきました足立自然にふれあう会の皆さん、ありがとうございます。おかげで、コレクションが1種類増えました。

2015年11月12日 (木)

「朝の小鳥」スタジオ収録-12月はオーストラリアの鳥

 昨日は、文化放送にて「朝の小鳥」のスタジオ収録でした。もう、12月分の放送分を収録ですから1年が経つのは早いものです。
 考えてみれば、私がオーストラリアに行きたかったのは、ワライカワセミの声を聞き録音できればという思いからでした。しかし、オーストラリアに行ってみると、ワライカワセミは、遠くで鳴いているのがかすかに聞こえるもののなかなか録音できません。また、急に鳴き出してピッタと鳴きやむため録音のチャンスをつかむ難しく、録音の難しい鳥だと思いました。もう録音をあきらめた最終日、ケアンズ市内の公園で、近くに来てくれて何度も鳴いてくれました。それで、やっと録音できた思い出があります。
 ワライカワセミの放送日は、今年最後の12月27日。ワライカワセミの声で、しっかりと目を覚ましていただき、掃除など暮れの仕事をしていただければと思います。

12月分放送予定
6日 キムネハシビロヒタキ
13日 オオニワシドリ
20日 チャイロモズヒタキ
27日 ワライカワセミ

2015年11月 8日 (日)

週末は日本野鳥の会全国総会-追記あり

 週末は、千葉県幕張で開催された日本野鳥の会の全国総会でした。全国の連携団体が参加して、研修と意見交換を行います。
 プログラムは、環境エネルギー政策研究所の松原弘直先生の「自然エネルギーの現状と課題」、立教大学の上田恵介先生の「カッコウ類の宿主の進化的攻防戦」と、まずはしっかりお勉強。これに引き続き、全国からの報告や問題提起。夜は、1次、2次と懇親会で盛り上がりました。いろいろな方と話すことができたのは良いのですが、まだ喉が痛いです。
 いろいろご紹介したい面白い話や重要な話があるのですが、大阪支部の橋本正弘さんの報告、支部報「むくどり通信」の特集を紹介します。
Saoukai151108
  支部報の特集のタイトルはなんと「死ぬまでバードウォッチング」です。中身は、「ボードウォッチングでごきげんな人生を送ろう」「シニアのバードウォッチング」「野鳥の会で死ぬまでやっておきたいこと」など、高齢化が問題になっているバードウォッチング業界をばっさり切るというか、開き直ったというか、高齢者の逆襲と言ってもよい企画に唖然。さすが、大阪です。まずは、バードウォッチングはボケ防止になると理路整然と説明されると、なんだか高齢化も問題ないかなと思ってしまいます。
 そのなかでのお気に入りは綾小路きみまろばりの川柳。一部をご紹介します。
 中高年の探鳥会 人の名も 鳥も名前も すぐに出ず
 中高年の探鳥会 受付名簿で 安否確認
 中高年の探鳥会 3回休めば 死んだかな
 この自虐ネタというかこの開き直りは、爽快です。ということで、私も作ってみました。
 中高年の探鳥会 ヤブサメ、キクイタ、見つからず
 中高年の探鳥会 スコープをプロミナーと言い
 中高年の探鳥会 あれがいる、あれですね
 中高年の探鳥会 スマホ鳴っても止められず
 中高年の探鳥会 いつも飴がまわってる
 おそまつ様でした。
 追記です。
 中高年の探鳥会 スワロは座ろう 
 中高年の探鳥会 下見はトイレの位置確認
 中高年の探鳥会 珍鳥出現、血圧注意
 中高年の探鳥会 三脚が杖替わり

2015年11月 6日 (金)

日本野鳥の会の会費がタダ!

 本日は、日本野鳥の会で打ち合わせでした。打ち合わせが終わったところで、会員担当のO山さんから話があると呼び止められました。O山さんは、私が日本野鳥の会に在職した当時から販売や会員の窓口になっている方、よくいっしょに飲みにいったものです。
 私宛に手紙を出したけれど、まだ返事をくれないと不満顔。なんでも、会員を50年以上継続するとなんと本部会費がタダになる「永年在籍」という制度があり、今年は私がこれに該当するとのことでした。たしか、私が数年前の評議員会で「長年、会費を納めた人に何か特典を」と言ったら「すでに制度がある」と事務局から言われたことを思い出しました。まさか、私がその対象になっていようとは思ってもいませんでした。
 ただ意志の確認が必要だそうで、ハガキの返事がこないとのことでした。このところ、DMなどの手紙はそのまま山積みになっており、そのなかにまぎれてしまったようです。帰って確認したら、ちゃんと文書と返信用のハガキが来ていました。
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 私の会員番号は、”65-”となっています。これは、1965年に入会したという意味で、私が15才の時、高校に入学したお祝いに亡くなった父が日本野鳥の会の会費を払い双眼鏡を買ってくれたことを思い出しました。
 当時の日本野鳥の会は、まだ財団法人でない任意団体で、会員も2,000人程度。私は東京都板橋区に住んでいましたが、板橋区で2人目の会員でした。その当時からの会費を払い続けている方は少なく、私以前に永年在籍になった方は100人程度だそうです。私と前後して、入会した当時の高校生のバードウォッチング仲間はけっこういました。しかし、すでに亡くなった方もいれば、鳥から離れ退会された者もいます。それだけに、50年間鳥を見続け、日本野鳥の会の会員でいられたことの幸せを感じます。
 あれから50年。半世紀と書くと、なんとも歴史を感じる時間となります。

2015年11月 2日 (月)

デジスコ通信に投稿-されど双眼鏡

 昨日の記事に書いたように今、長いバードウォッチングの歴史のなかで、今ほど双眼鏡の機能が向上し機種が揃っている時代はありません。
 ところがこの間、公園で望遠レンズ付きのカメラを持ってカワセミの写真を撮っているオジさんに「なぜ双眼鏡を持っていないのか」と、たずねてみました。驚いたことに、鳥の見るために双眼鏡が必要であること自体を知りませんでした。これには、すごいカルチャーショックを受けました。野鳥と付き合うための基本中の基本を知らないですから、渡り鳥は南からしかこないと思っていたのにもうなずけます。
 バードウォッチングの初心者の指導では、双眼鏡の使い方を最初に覚えてもらいます。というコラムをデジスコ通信に投稿いたしました。下記URLで読めます。
  http://www.digisco.com/mm/dt_89/toku1.htm
 しかし、まずは双眼鏡がいることを知ってもらわなくてはいけないことを、カワセミオジさんのおかげで知りました。

2015年11月 1日 (日)

ジャパンバードフェスティバル-いま双眼鏡が熱い!

 JBFでは、懐かしい人やお世話になった人に会います。駐車場で目が合ったのは、ニコンにいらしたO田さんでした。私が日本鳥類保護連盟にいた時代からのお付き合いで、現在ではリタイアされ流山を中心に自然観察の会の面倒をみてます。
 今では、ニコンからキヤノンまでさまざまな光学メーカーが『野鳥』誌や『Birder』誌などに広告を出稿しています。しかし、昔は「ニコンに広告の依頼に行ったらけんもほろろに断れた」と先輩が嘆いていました。ところが、「双眼鏡はバードウォッチャーがいちばん必要としている。バードウォッチングが普及すれば双眼鏡も売れる」と考えて、連盟や野鳥の会にコンタクトを取ってくれたのがO田さんです。
 そして、O田さんの企画によってニコンがフィールドスコープを発売し、バードウォッチャーに新たな望遠鏡を選ぶ楽しみを与えてくれたことになります。質の良い双眼鏡と望遠鏡を供給し、バードウォッチャーが野鳥を楽しめるように機材を開発してくれた功労者であると思います。リタイアされたO田さんには、自然保護団体は感謝状の1枚も差し上げなくてはならないと思います。
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 今年のJBFには、ツアイスもブースをだしていました。担当のK堀さんともお話する機会がありました。K堀さんとは、日本野鳥の会時代にお世話になりました。当時、双眼鏡といえばニコンの5万円台の機種が当たり前だった時代に、20万円台の外国製の機種を日本のバードウォッチャーに紹介してくれた方になります。バブル時代とはいえ、暮れのボーナスシーズンには日本野鳥の会のショップへの供給が追いつかず、苦労しました。K堀さんは、野鳥の会に優先して納品してくれたことを思い出しました。高いけれどクリアに野鳥の美しさを楽しめる双眼鏡があることを教えてくれた功労者です。
 当時は、スワロフスキーの”ス”の字も知りませんでした。しかし、今や外国製の高級双眼鏡といえばスワロフスキーと言って良いほど、日本のバードウォッチャーに根付いた感があります。その功労者は、T本さん。自らもバードウォッチャーとして名を馳せ、世界をまたにかけて野鳥を楽しんでいます。こんな強力な営業があるでしょうか。
 外国製の高級双眼鏡が、ツアイスからスワロフスキーに流れが移ってしまったここ10数年の傾向に対抗して、ツアイスが新機種を投入しました。これで、流れに変化が出るのか楽しみです。また、今回のJBFに出店していたコーワ、ミノックス、バンガードなどでも、フラッグシップに当たる機種は、それぞれ遜色のない見え味で魅力的な機種がありました。いずれにしても、双眼鏡から目が離せません。
 バードウォッチャーにとって、良い双眼鏡で野鳥の魅力をたっぷりと楽しめる時代になったことは間違いありません。

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