「朝の小鳥」スタジオ収録-来年1月は芝川調節池の鳥たち
今日は、文化放送にて「朝の小鳥」のスタジオ収録でした。
もう、来年の番組づくりです。来年の放送初日は、三が日。また、申年なのでサルにちなんだ鳥として、芝川調節池で録音したベニマシコに登場してもらいました。マシコは猿子と書き、顔の赤いことが名前の由来です。このベニマシコに合わせて、芝川の鳥たちです。
そして、1月24日は蒲谷鶴彦先生から、この番組を引き継いで500回目となります。500という数字はけっこう大きいと思うのですが、鶴彦先生は13,000回も制作していますから足元にも及びません。それにしても、500回イコール10年、あっという間の10年間でした。ということで、500回目は思い切ってサンカノゴイを選びました。芝川で昼間に聞き、その場所で、タイマー録音した音源を使用しました。
サンカノゴイの音源は、家のスピーカー(Roland MA-150U)で腹に響くような低音をかなり良い感じに仕上げることができました。しかし、文化放送のスタジオにある大きなスピーカー(dynaudio AIR15)で流すと、音は小さくなるし重低音がちょっと寂しい感じになりました。波形表示では、充分なボリュームがあるはずなのですが、念のために全体の音を大きくして収録してもらいました。
今まで、低い声の鳥はあまり扱ったことはありません。サンカノゴイは、日本でもっとも声の低い鳥の一つですから、機材によってはかなり印象がちがってしまうことがわかりました。皆さまのラジオ、コンピュータのスピーカーでどう聞こえるのか、お確かめいただければと思います。
2016年1月の放送内容
3日 ベニマシコ
10日 カイツブリ
17日 オオジュリン
24日 サンカノゴイ
31日 アリスイ
« 雪の中の観察会-戦場ヶ原 | トップページ | スピーカーを替える-YAMAHA MSP5 »
「番組・報道」カテゴリの記事
- 「朝の小鳥」70周年特別番組のお知らせ(2023.08.10)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録(2023.05.10)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-4月は六義園の渡り鳥(2023.03.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-3月は鳥にまつわる言い伝え(2023.02.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-2月は舎人公園(2023.01.18)
はじめまして。
毎週興味深く拝聴しております。
FMワイド放送が始まり今までより良い音質で聞けるのが嬉しいですね。
これからもよろしくお願いします。
投稿: じんぢゃ | 2015年12月13日 (日) 08時46分
じんちゃ様
「朝の小鳥」をお聞きいただきありがとうございます。FMやネットで聞けるようになったので、良い音でお伝えできるようになったと思っています。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: まつ | 2015年12月13日 (日) 11時18分
放送500回達成おめでとうございます。
10年間続けるというのは本当に大変な事だと思います。
これからもお体に気をつけつつ、野鳥録音の魅力を発信して下さい。
私は今年引越しをしたら、芝川調整池まで車で35分になりました。サンカノゴイまでいるとは驚きました!。
電車が通過するとき以外は録音環境としてもよい場所なので、これから可能な限り通いたいと思っています。
投稿: S木♂ | 2015年12月14日 (月) 20時44分
S木♂様
ありがとうございます。これからもがんばります。
芝川へは、私の家よりか近くなりましたね。サンカノゴイは越冬ですが、冬も鳴きます。使用した音源は、大晦日から元旦にかけて置いたタイマー録音に入っていたものです。
南側は、武蔵野線の音が入りますが、早朝は20~30分に1本程度です。その間に鳴いてくれればOKです。また、北側ならばかなり電車の音は軽減されます。
数日前の情報では、オオハクチョウが2羽来たそうです。ハクチョウ類は、群れだと騒音となってしまい、だいたい群れでいるので良い音が録れないのが悩みです。芝川なら2羽が、鳴き合い水面に響き渡る音を録れるのではと期待しています。
投稿: まつ | 2015年12月15日 (火) 15時13分