謎の鳴き声・その2-芝川第一調節池
昨日の続きです。録音機を置いたのは、昨日とは別の場所です。環境はほぼ同じ、池のほとり、水面とヨシ原が前面に広がっているところです。
まず、12月27日午前7時22分に録音されていた声です。YAMAHA W24で録音。2,000Hz以下のノイズの軽減、ボリュームを少し上げ、ノイズリダクションをかけています。
「unkown141227_0530-3.mp3」をダウンロード
小刻みに3秒ほど鳴いて間を開け、同じようにまた2秒ほど鳴いています。カサコソと音がしていますので、この間に近づいてくれたようです。その後に聞こえるのは、ホオジロ系の地鳴きに聞こえます。もし、連続した声と地鳴きしている鳥が同じならばホオジロとなりますが、ホオジロがこのような声で鳴いたのは聞いたことがありません。連続した声が地鳴きとは別とするならば、最初に聞いたときはオオセッカの印象がありました。バードリサーチの「鳴き声図鑑」にアップされているオオセッカの威嚇や警戒の声に少し似ています。なお、芝川でのオオセッカの記録は、過去にあります。
次は、同じ録音機に入ったいたもので28日午前7時5分です。2,000Hz以下のノイズの軽減、ボリュームを少し上げ、ノイズリダクションをかけています。
「unkown141227_0530-2.mp3」をダウンロード
前日と時間が近いです。最初のほうに、小刻みな鳴き方の声が短く入っています。その後「ピイ、ピイ・・・」と鳴いています。小刻みな声は前日の声に似ているのですが、オオセッカは「ピイ、ピイ」とは鳴かないと思います。「ピイ、ピイ」は、カイツブリの警戒の声に似ているのですが、小刻みな声がカイツブリとは思えません。同じ鳥が鳴いているとすると、まったく思いつきません。
ただ、小刻みの声、ホオジロ系の地鳴き、カイツブリの警戒の3つが入りまじってしまったのでしょうか。それとも、どれかは同じでヒントを与えてくれているのか、いろいろ考えると、夜も寝られません。もちろん、楽しくてです。
この楽しみ、今年もたっぷりと味わいました。また、来年も楽しみたいと思います。
では、皆さま。良いお年をお迎えください。
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