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2015年12月19日 (土)

タイマー録音用のケース

 先日、日本野鳥の会にて『野鳥』誌の対談に同席いたしました。
 対談は、シマフクロウの保護のために協力していただいた企業の担当者によるものです。これは、ヤマハ株式会社が録音機を40台提供し、その録音機で録った音の分析ソフトを富士通株式会社が開発してくれ、その結果見つかった生息地の所有者である日本製紙株式会社が日本野鳥の会と保護のための協定を結ぶという流れがありました。このように、企業の連携によって野鳥が守られるのはとても珍しいことだと思います。対談は、実際に現場で協力していただいた担当者による生の声ですから、とても面白かったです。来春早々、『野鳥』誌に掲載予定ですので、楽しみにしていただきたいと思います。
 私としては、タイマー録音のやり方を指南したことで、シマフクロウの保護が一歩進んだのですから嬉しい限りです。最初、このシマフクロウの鳴き声を確認するためのタイマー録音は、ジプロックに入れただけでしたが、その後専用のケースが使用されました。対談当日、北海道から持って来てくれました。

Case151219

 いっけん重そうですが、実はとても軽いです。軽いのは、塩ビパイプ製のためです。ポイントは、片方を斜めに切ることで屋根がわりに雨を避けるようになっています。後ろのほうもつぶしたようになっていて雨が入りにくくなっています。また、全体を迷彩ぽく塗装してあります。なかは、スポンジが2段重ねで詰めてあって、その間にYAMAHAのW24を差し込み、振動などを防ぎつつ保護する仕組みです。前後には、紐が2本通してあり枝にくくり付けられます。注意書きと連絡先は、パウチされマジックテープで取り外しができるようになっています。
 ボランティアさんが作ってくれたそうですが、実用的で良いセンスをしています。商品化しても良いかもね。

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