オオルリの羽毛を拾う
正月は、日光でした。2日は霧降高原のキスゲ平、3日は戦場ヶ原、4日は小倉山と毎日1万歩を越える歩きをしました。それにしても、暖かい正月です。元スキー場のキスゲ平は、雪はなし。かつてクリスマスにはスキー客で大賑わい、去年でも正月にはスノーシューができました。それが、一面の枯れ野です。
戦場ヶ原のクロカンのコースも、ひとかけらの雪もありません。ササが風に揺れて、乾いた音を立てていました。
今日、小倉山を歩いたら暑くて着ていた羽毛服を手に持って歩かなくてはなりませんでした。ただ、いずれも鳥は少なめ。冬鳥は、戦場ヶ原でツグミが1羽、小倉山ではカワラヒワの群れに入っていたアトリが1羽いただけでした。
小倉山の雑木林を歩いていると、枯れ葉の1枚の羽毛が落ちていました。根元の方が白く羽弁の片側が青、もう一方が黒い羽毛です。これだけの特徴がはっきりしていれば、落とし主は、すぐにわかります。青い鳥と言えば、オオルリ。オオルリの尾羽です。
帰って来てから『原寸大写真図鑑 羽』(2004年・高田勝、叶内拓哉)で確認しましたので間違いありません。しかし、いくら暖かいとは言え、夏鳥のオオルリがいたとは思えません。去年の晩夏、換羽期に落としたものが、たまたま枯れ葉の上に乗っていたのでしょう。
こいつは、春から縁起が良いです。
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