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2016年3月

2016年3月29日 (火)

江戸川の河川敷で取材-このは

 本日は、文一総合出版社の『このは』の取材で、松戸の江戸川に行きました。このはシリーズには、フィールドに持って行きやすいサイズの「miniこのは」があり、現在『声から鳥がわかる本』が企画進行中です。
 いつもの編集者のS水さん、カメラマンのS原さんといっしょです。先日までの寒さが、ウソのような暖かさです。ヤナギの芽吹きの黄緑色、菜の花の黄色と春の色がそこかしこにあるので、取材はとても楽でした。
 鳥のほうは、ヒバリのさえずりが太陽の光といっしょに降りそそぐなか、ゆったりと飛ぶアオサギ、タヒバリの数10羽の群れが珍しかったです。そして、クイナが近くでじっとしていてくれました。こんなにじっくりとクイナの見たのは初めてです。

Waterrail150329

 面白かったのは全員、花粉症。「ズルッ」と鼻をすする音の中での録音となりました。

2016年3月27日 (日)

まだいます-ハクガン

 荒川のハクガン、これで5度目でしょうか。行ってきました。
 今日は、天気の良い春休みの日曜日です。荒川の河川敷は、人でいっぱいでした。ハクガンがいるあたりのグラウンドは、少年野球と少年サッカーの試合が行われています。遠くから見ると、いつもハクガンのいた草地では子供たちがノックの練習をしています。これだけ人がいたらダメだろう。とうとう渡っていってしまったかもと思って行くと、いました。
 不思議な風景です。
Snowgoose160327

  以前に比べて、身体が白くなっている上に嘴と足もピンク色になっていました。ひたすら食べて、ときどき川へ行って水を飲む行動は変わりありません。そして、人との距離が近いのも同じです。川から戻ってくるときは、私に向かって飛んできました。
Snowgoose1603272

 天気の良い日曜日にかかわらず、カメラマンは10人たらず。仲間内では「まだ、いるいの」って、飽きられてしまったハクガンなのでしょうか。

2016年3月25日 (金)

タヌキにマーキングされたかも

 尾籠なお話なので、記事にするのは控えようと思いましたが、あとあとのことを考えてのアップです。
 話は前後しますが、先日のオオタカの鳴き声を録るために、パナソニックXS455でタイマー録音を試みました。おかげで、オオタカの交尾の声も録れて、まずは成功でした。じつは、このとき不審なことがありました。
 オオタカは、一辺がおよそ150m四方の緑地のだいたい中心にいます。この緑地は、周囲を高さ5mほどの鉄板で囲われています。入り口はありますが、厳重に鍵がかかっています。そのため、この中に人が入っているのを見たことはありません。それだけに、警戒心の強い猛禽類が繁殖しているのだと思います。
 そのため、録音機を仕掛けるのにたいへん苦労をいたしました。鉄板の塀には隙間がなく、置きようがありません。W24は、かろうじて手が入る隙間を下に見つけては、パイプに紐で結んで置きました。XS455を置いた場所は、隙間が狭く紐を結ぶことができません。そのため、手探りで置いて、その上にこぶし大のコンクリート片を乗せておきました。
 そして、翌日行くと、なんとXS455は置いた場所から50cmほど離れた場所にあり、上に乗せたコンクリート片が横に落ちていたのです。手が届くかどうか微妙な距離に移動しています。塀の下から手を入れて届かなければ、近くのホームセンターに行って、熊手を買うしかないかと思う距離です。幸いなことに、腹ばいになって手を入れ、ぎりぎり手が届いて回収することができました。
 XS455は、本体をビニールの袋に入れて100円ショップでかったプラスチックケースに入っています。このプラスチックケースのフタの部分に水が溜まっているのです。未明に小雨が降りました。しかし、同じように置いた他の録音機のケースは濡れていません。マイク部分を覆っている風防のスポンジ部分がいちばん濡れやすいのですが、ここは乾いています。同じように、道路やベンチなど、どこも濡れているところはないのです。ということは、動物にマーキングをされてしまった可能性があります。ただ、花粉症で嗅覚が鈍っているせいかもしれませんが、かいでも臭いはありませんでした。
 万が一のことを考えて、飲み物の自動販売機を見つけミネラルウォーターを買って、とりあえず水で洗い流しました。
 家に帰って、音源をチェックすると午前6時12分にこんな音が入っていました。



 地面には、小石が敷かれているので、その上を歩く音となります。だんだん近づいて離れていきます。録音機が移動する音はもちろん、上に乗せたコンクリート片が落とされる音もしていません。まして「ジョボ、ジョボ」という音もありませんので、この時ではなさそうです。タイマー設定は、午前5時から8時ですから、夜中にいじられたのでしょう。
 この緑地では、常連さんたちがタヌキをいるのを見ています。私は、以前にも録音機をタヌキに持って行かれたり、こねくり回されて泥だけらにされたことがあります。どうもタヌキは録音機に興味があるようです。あるいは、人の臭いのするものは食べ物でも入っているかと思って、いじるのでしょうか。
 タイマー録音では、タヌキ対策を講じなくてはならないとは、思いもよりませんでした。

2016年3月22日 (火)

内山春雄展-バードカービングと木象眼

 マトリョーシカの専門店があるとは驚きましたが、その地下1階で行われている内山春雄展もみどころ満載です。本日、おじゃまいたしました。
 今から30年以上前に、はじめて内山さんとお会いしたときは、彼は木象眼師と名乗っていました。たとえば、浮世絵に描かれた人の足の爪まで木の象眼で表現されている細密さには驚かされました。その細密さがバードカービングに生かされ、今や押しも押されぬバードカービング作家としての地位を得たと思います。
 今回は、その彼の原点である木象眼とバードカービングを両方楽しめる展示会となっています。銀座のほぼ真ん中で行われていますので、お近くまでおいでのさいはぜひお立ち寄りいただければと思います。
 今日の内山さんです。
Uchiyama160322

会期:2016年3月22~27日 午前11時~午後8時(最終日は午後5時)
場所:木の香 東京都中央区銀座7-10-5ランディック第3銀座ビル(1階はマトリョーシカのお店)
木の香のURL
http://kinoka.woodburning.jp/
内山春雄さんのブログのURL
http://rakudocm158t.blog.jp/archives/1050400452.html

2016年3月21日 (月)

パナソニックXS455でタイマー録音

 繁殖調査のデータ収集のために、パナソニックからICレコーダーXS455を日本野鳥の会に100台、ご寄付いただく話は以前いたしました。この機種でウグイスのさえずりがきれいに録れることがわかりましたが、タイマー録音はまだ試していません。
 実は、去年の暮れに芝川第一調節池で試したのですが、失敗いたしました。失敗の原因は、私の設定ミス。SX455では、タイマー録音するソースを設定しなくてはなりません。今までの録音機はマイク入力のみでした。ところが、XS455にはFMラジオを受信することができるので、MIC、LINE、FMと3パターンあり、デフォルトがFMでした。そのため、FMのノイズが「ザー」と3時間録れているだけというお恥ずかしいミスでした。
 今回は、間違いなく設定。なお、タイマー録音が設定されると、ディスプレイに時計のマーク(なぜか9時)が表示されるので安心です。
 場所は、先週行った都内のオオタカポイントです。猛禽類は、繁殖期初期に良く鳴くはずです。この周辺には見事なサクラ並木があるので、花が咲いたら朝から人通りが多くなることが予想されます。そうしたら、1週間は録音不可。そうなると、繁殖期初期が終わってしまう可能性があり、この連休が最後のチャンスと思いました。
 今日の日の出時間は、午前5時40分頃。そのため、タイマーは5時から8時に設定しました。XS-455とYAMAHAのW24を2台、オオタカの巣があると思われる木に向けそれぞれ50mくらい離して昨夕、置いておきました。帰って天気を確認すると、なんと夜半に雨が降ることになっていました。この季節の天気予報には、裏切られます。
 ということで今朝、回収に行って来ました。安心してください。ちゃんと、録音できていました。録れているのが当たり前になってしまいましたが、ありがたいことです。録音機に感謝です。
 オオタカは、5時13分に鳴き始め、鳴き始めると15分にわたり11回、断続的に鳴き続けていました。オオタカが鳴きやむとウグイスがさえずり始め、日の出となったはずです。オオタカは、この後も何度が鳴いています。心配したにぎやかなヒヨドリが鳴き始めたのは1時間後の6時15分、ヒヨドリが寝坊で助かりました。
 XS-455の設定は、マイクはSTEREO、録音モードは楽器演奏、録音ボリュームはフルの30です。音源の一部を切り出し、ボリュームをアップ、1,500Hz以下のノイズを軽減、ノイズリダクションをかけています。



   録音機は、地面に置いてます。おそらくオオタカの巣があり鳴いているところとは、50mは離れています。その間は樹木や藪、築山がありますので、音はかなりさえぎられているはずですが、きれいに録れました。5時台だと、ヒヨドリも静か、車の音も少ないので、オオタカの声だけをクリアに録ることができました。タイマー録音のなせる技です。
 アップした音源には、オオタカの2つの声が入っていますが、実際には間が空いています。ここには、30秒しかアップできませんので間を詰めています。最初の声は雌と思われる1羽、2つ目の声は2羽の声がかぶって聞こえますので、雌雄のデュエットかもしれません。  
  まずは、XS455でのタイマー録音が有効なことがわかりました。

2016年3月20日 (日)

ヤブサメのさえずりに地方差

 以前、ヤブサメの研究家K沖さんに日光で録音したヤブサメのさえずりをお聞かせしたところ「関東弁ですね」と言われたことがあります。彼によると、関西では長く鳴き、さらに渡って来たばかりの頃や夜は鳴き方が異なり、いくつもパターンがあるとのことでした。
 ヤブサメのさえずりは、虫のように「ジジジ・・・」と多少尻上がりに鳴くことしか知りませんでしたので、目からウロコでした。ということで、私の音源をチェックしたら一昨年、山形県羽黒山で録音したヤブサメのさえずりが、関東のものとは違うパターンであることに気がつきました。
 さえずりをアップしたいのですが、ヤブサメの声は8,000Hzを越えています。このブログは、mp3でないと受け付けてくれません。mp3は、高い音がカットされてしまうために音でお伝えすることができません。ここでは、声紋をアップいたします。この図の左右は時間で10秒間。天地は音の高さで、0~22,000Hzです。
 栃木県日光、2015年5月23日に録音。
Stubtailnikko_2

 山形県羽黒山、2014年7月1日に録音。
Stubtailhaguro

 いずれも、8,000Hzに音の中心があり、160,000Hzあたりにうっすらと倍音があることが共通しています。違いは、関東のものは「チリチリチリーッ」と尻上がりなのですが、羽黒山のものは「リッ、リッ、リッ」と区切って鳴き平坦に聞こえます。声紋で見ると、羽黒山のものははっきり節が見えて、一節が10音の連続であることがわかります。しかし、関東のものは不明瞭です。関東では、日光や箱根で録音しており音源は複数あります。いずれも同じパターンです。しかし、羽黒山では1例しか録音していませんので個体差の可能性もあります。
 ということで、昨日行われた立教大学教授上田恵介先生の最終講義の会場で、K沖さんを見つけて聞くと、東北なまりで鳴くことはすでにご存知で、地方差ということでよろしいようです。
 この違い、関東から東北にかけてグラディーションのように少しずつ違っていくのか、それともどこかに分水嶺があるのか、興味は尽きません。録音機が普及してサンプルがたくさん集まると、この課題も解決する日が来るかもしれません。

2016年3月18日 (金)

オオタカの録音に再挑戦

 去年、N藤さんから情報をいただき録音できたオオタカの繁殖地を再訪しました。去年の記事です。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2015/05/post-e427.html
 去年、訪れたのは5月の連休明け、二度目に行った時には雛が巣立っていました。今年は繁殖期初期に行くことで、雌雄の鳴き合いが録れればと思っての再訪です。
 良い天気で暖かい朝です。それだけに、現地に行くとすでに5、6人のカメラマンがいました。そのなかにN藤さんもいて、オオタカはときどき姿を見せてくれ鳴いているとのこと。さっそく録音機を置いて開始です。去年、かなりの騒音を出していた建築中のマンションは完成しています。そのため、普通の街の騒音とかわりません。オオタカの声は大きいので、多少距離があってもなんとかなりそうです。あとは、オオタカさえ鳴いてくれればOKです。
 1時間ほどの間に、ツミとオオタカ雌との空中戦が行われました。私には見えなかったのですが、チョウゲンボウも出現したそうで、猛禽類がにぎやかなところです。しかし、どちらの時も声は聞こえませんでした。
 ただ、これらのアクシデントとは関係無く3回、鳴いてくれました。そのうちの1回です。PCM-D100で録音、2,000Hz以下のノイズの軽減、ボリュームを少しアップ、ノイズリダクションをかけています。



   去年より長めの鳴き方です。繁殖期のはじまりのためでしょうか。ところが、天気予報より早めの10時で5~6m/hの風が吹き始めました。そのため、録音は不可、今日のところはここまでとなりました。
 次回、どのような声が録れるのか、楽しみはこれからです。

2016年3月11日 (金)

パナソニックXS455を試す-コガモのディスプレイ

 重ねてパナソニックのXS455の試用報告です。
 前回は、ノイズの多い環境でありながら、近くでウグイスが鳴くという条件での録音でした。野鳥録音的には、比較的良い条件です。今日は、同じく北本自然観察公園にある高尾池で録音したコガモのディスプレイで比較してみます。
 池にいるコガモとの距離は、およそ30mです。開けた環境ですから、グランドノイズが大きめ。とくに右15mほどのところに水の流れて出ているところがあって、その音が気になりました。鳥との距離とグランドノイズの大きさを考えますと、中の下くらいのコンディションとなり、とりあえず録音して後で加工すれば何とかなるという録音条件です。
 コガモは、雌雄がさかんに鳴いています。20秒あたりで、対岸のヨシ原でウグイスが鳴いています。これは、およそ50mと離れています。ヒヨドリは、録音機の向きとは反対側にある雑木林から聞こえます。
 なお、PCM-D100は96kHz/32biで録音し、それを44.1kHz/16bitに変換、さらにmp3に変換しています。マイクの位置は、左右のマイクを内側に向けて交差させるXY方式です。XS455は、44.1kHz/16bit、楽器演奏モードで録音しました。同時に録音して同じ部分を切り出します。まずは、フェードイン、フェードアウトをしているだけで編集加工はしていない状態での音源です。
 PCM-D100の音源


 XS455の音源


   目盛りで7割でありながら、PCM-D100のほうが、音が大きく録れています。グランドノイズの「ゴーッ」という音に違いがあると思います。XS455のほうが低い音を拾っていて、大きく聞こえます。その結果、鳥の声はPCM-D100のほうが立って聞こえます。
 つぎに、低音のノイズのうち500Hz以下を軽減しています。
 PCM-D100の音源


 XS455の音源


 右側にある水が流れる音が、より右側から聞こえて来るようになったと思います。とくに、PCM-D100のほうがよく聞こえて、波形で見ても左右の大きさが異なるのが解ります。それだけステレオ感があるということになります。
 つぎに、中程度のノイズリダクションをかけて、全体のノイズを軽減してみます。
 PCM-D100の音源


  XS455の音源


   編集加工することにノイズに埋もれがちな鳥の声が、際だって聞こえるようになり、XS455でも鳥の声を聞き取りやすくなっていることがわかると思います。
 前回同様、mp3に変換していることから本来の音とは、異なります。また、お聞きになっているスピーカーの性能の違いなどもあって、比較や評価は難しいと思います。ただ、簡単便利安価なICレコーダーでも野鳥録音ができることがわかりました。

2016年3月 9日 (水)

パナソニックXS455を試す-ウグイスのさえずり

 すでに『野鳥』誌がお手元に届いている方は、ご存知かと思いますが、パナソニックが今年から始まる繁殖調査のために日本野鳥の会に録音機を100台寄付していただけることになりました。同じ号には、すでにヤマハから寄付していただいた40台の録音機を活用して、シマフクロウの新たな生息地を発見し、保護への道筋ができたという記事も掲載されています。このように、野鳥録音が野鳥たちの保護に役立つとは、なんともうれしい限りです。
 ところで、パナソニックから寄付していただける機種は、XS455というICレコーダーです。実売価格7,000円台、小さくて録音モードは44.1kHz/16bitまでとやや非力、ただしタイマー録音機能、単4アルカリ電池で19.5時間(付属の単4形ニッケル水素充電式電池で12.5時間)持つという機能は、魅力的です。
 さっそくアマゾンで購入。7,380円でした。秋葉原のトモカ電気でスポンジ製ジャマーを入手、余っていた16GのマイクロSDを装着したものの野鳥は静かな季節のため、ながめるだけでした。昨日、やっと北本自然観察公園で試し録りをしてみました。
 以前も書いたことがありましたが、ウグイスのさえずりが試し録りには最適です。ウグイスのさえずりは聞き慣れていますので、録音機の性能はもとよりスピーカーなどの善し悪しの判断もできます。いずれにしても、ウグイスがさえずり始めるのをまってのインプレです。
 会議やインタビューのためのICレコーダーだけに、操作は簡単です。スイッチを入れて、録音ボタンを押せばただちに録音できます。16Gのメモリーが刺さっていても、起動はあっという間、すぐに録音できました。
 さらに簡単に録音するために、録音シーン設定があり「語学学習、カラオケ、楽器演奏、会話、会議、講義」などがあります。残念ながら野鳥録音はありません。また、センターの音を強調しノイズキャンセル機能を組み合わせたズームモードがあり、左右のマイクの間にあるスイッチで切り替えて使うことができます。
 いろいろ試した結果、野鳥録音では録音シーンは”楽器演奏モード”が合致、ズームモードは1,000~10,000Hzの間の音で大きな音が強調されることになり、グランドノイズが軽減されます。そのため、近くで鳥が鳴いてくれればクリアに録れますが、遠い音が薄くなってしまいますので、調査目的では使わない方が良いと判断いたしました。また、録音時のサンプリング周波数は、この機種で最高品位の44.1kHz/16bitで録音することとしました。
 実際に録音してみると、軽量なので手のひらに載せて録音できます。また、近くの茂みに載せても、軽いので落ちることはありませんでした。肝心の音ですが、野鳥の声の音域をフォローしているので、調査での種類の識別には十分な音源を得ることができるでしょう。比較するのはあまりにも、失礼かもしれませんが、ソニーのPCM-D100(現状での実売価格80,000円台)と並べて録音してみました。
 XS455では録音ボリュームをフルにして、PCM-D100の録音ボリュームの目盛り7にほぼ相当します。今までの多くの機種を比較して、ソニーとOLYMPUSの録音機に感度の高い機種がありますが、それ以外がだいたい7とフルで同じくらいとなります。
 ここでアップするためには、mp3に変換しなくてはならないため、音質は劣化しての比較となります。なお、PCM-D100は96kHz/32biで録音し、それを44.1kHz/16bitに変換、さらにmp3に変換しています。マイクの位置は、左右のマイクを内側に向けて交差させるXY方式です。XS455は、前述のように44.1kHz/16bit、楽器演奏モードでzoomは使用せずに録音しました。同時に録音して同じ部分を切り出し、フェードイン、フェードアウトをしているだけで編集加工はしていません。
 PCM-D100の音源


 XS455の音源


  ウグイスは、3~5m離れています。野外では、もっとも近いところで鳥が鳴いてくれていることになります。また、50mほど先には北里研究所の大きな建物があって、ダクトが唸りを立てて稼働しています。鳥の近さは好条件、ノイズはかなり悪条件のなかでの録音です。
 音が録音機の価格の10倍以上に違って聞こえるということはないと思います。しいていうと、7秒あたりで聞こえる遠くで鳴くウグイスのさえずりが、PCM-D100では聞こえるけど、XS455では聞きづらいという違いがあります。なお、この鳴き合っているウグイスは、およそ50m離れて鳴いているものです。また、グランドノイズの「ゴーッ」という音の聞こえ方に違いあります。このような違いは、大きなスピーカーで鳴らし音にこだわる方には気になるのではないでしょうか。しかし、どんな鳥が生息しているか、鳴き声からの調査には使えると思いました。
 もう一つの機能としては、声によるガイドは便利です。音声ガイドは、目の不自由な方にとってはなくてはならないものです。同様に、健常者も目が見えない夜の録音では便利な機能となります。
 現状、まだ1日使っただけですし、タイマー録音は室内で実験しただけです。これから、野鳥の鳴き声の季節を迎え、いろいろ試してみたいと思います。

2016年3月 6日 (日)

ウグイスがさえずり始めました-六義園

 今日は、暖かいという予報に誘われて六義園を歩きました。ハシブトガラスの巣材のための枝おり行動、エナガのペア、シジュウカラの雄同士の対立など、春を迎えて野鳥たちは忙しそうでした。
 そして、録音できたのはウグイスのさえずり。PCM-D100で録音、ボリュームを少しアップ、1,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 お聞きいただくとわかると思いますが、声量も少なく、まだおぼつかない鳴き方です。それに、頻繁に鳴いています。
  初鳴きは、1週間前から聞いています。しかし、録音しようと声のする方に行くと鳴きやんでしまい、録音できませんでした。今日は、たまたま声のする近くにいたために録音できました。それでも鳴いていたのは1分半程度、録音は40秒もありませんでした。
 いよいよ春。六義園は花見の季節を迎え、野鳥たち以上に忙しい季節を迎えます。

2016年3月 5日 (土)

ツミと遊ぶ

 久しぶりに訪れた近くの公園で、ツミに出会いました。今日は、小鳥が少ないなあと思っていたら、ツミの声が聞こえました。
 この音源では1羽の声のみですが、2羽が鳴き合っているときもありました。どうりで、メジロもエナガいないはずです。PCM-D100で録音、ちょっとボリュームをアップ、2000Hz以下のノイズを軽減、ノイズリダクションをかけています。



 その後、このツミの姿も見えました。見えたのは、若い雌でした。このツミは、とても警戒心が薄くて、そのためじっくりと観察することができました。写真は、私に向かって飛んできて枝にとまったところです。

Sparrowhawk150305

 このツミは、水浴びをしたかったようで、見ているだけで4回も水浴びをしていました。一度は、すぐそばでやってくれました。そして、そのあと頭の上の木で翼と尾を広げて乾かしています。なんとも無防備な姿です。
 ツミが羽を乾かしていると、シジュウカラがすぐそばまでやってきてさえずりはじめました。PCM-D100で録音、ちょっとボリュームをアップ、2000Hz以下のノイズを軽減、ノイズリダクションをかけています。

 このシジュウカラがさえずっているのは、ツミがとまっている木で、1mも離れていません。どちらからも、見えているはずなのですが、なんとも不思議な風景です。とても勇敢なシジュウカラなのでしょうか。それとも、シジュウカラにはツミがお腹が空いていないとわかるのでしょうか。録音をあとで聞くと、シジュウカラのさえずりは、ことのほか力強く聞こえます。求愛のさえずりではなく、自己主張をしているのかもしれませんね。 

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