懐かしのプロミナー
本日は、足立自然にふれあう会(あしだちの会)の谷津干潟探鳥会におじゃまいたしました。大潮だったのですが、なかなか潮が引きません。そのため、シギチドリ類よりもカモ類とオオバンの観察をたっぷりしました。
谷津干潟自然観察センターの前で、石川勉さんに遭遇。石川さんは、谷津干潟ができた頃から毎週、鳥の数を数えています。ですから、もう40年以上も谷津干潟に通っている干潟の主のような人です。2人で、昔話から仲間のウワサ話に興じました。そのまま、以前センターで行ったトークショーになります。
ところで、石川さんが持っていた望遠鏡があまりにも懐かしいので写真に撮らせてもらいました。
コーワのスポティングスコープ、通称プロミナーです。正しくは、TSなんとかと型番があるはずなのですが、基本これ1機種しかなかったので「コーワのプロミナー」で通じてました。そして、三脚はスリックのマスター3段デラックスです。
あしだちの会の村澤会長は、いまでも望遠鏡のことをかたくなにプロミナーと言います。私は初心者には通じませんので望遠鏡というようにしていますが、カミさんもときどきプロミナーと言います。それだけ、当時のバードウォッチャーにとっては必携のアイテムでした。当時というのは、1965年頃から1981年にニコンがフィールドスコープを発売するまでです。ですから、当時のバードウォッチャーはニコンのフィールドスコープを「ニコンのプロミナー」と言っていたほどです。ある意味、プロミナーのおかげで野鳥の識別が発展し科学的にできるようになったと言えるでしょう。コーワさんには、感謝です。
私は、プロミナーを2本つぶしました。石川さんは3本つぶし、写真のものは壊れた部分を古い機材から部品どりをして合体させたものだそうです。ざっと40年使うとこれだけの風格が出てくることになります。
今の機種では部品どりなんて考えられませんが、プロミナーは分解して組み立てることができました。私も雨の中の調査で筐体に水が入ったため、バラバラに分解してドライヤーで乾かしてまた組み立てるということを何度もしています。下手な防水機能より便利です。
今でも見えるのかと心配になりますが、見えます。ただし、今日は春霞が濃いかなという感じです。
今日は、懐かしい人と懐かしい機材に会えた谷津干潟でした。
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