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2016年4月 3日 (日)

オオアカゲラ-ドラミングで区別できるか

 2ヶ月半ぶりに日光に行って来ました。東京はサクラが満開、電車の窓からはそれが栃木あたりで5分咲きから3分咲きとなり、今市あたりでウメの花となりました。まるでタイムマシンに乗って、時間が戻っていくような錯覚をします。ですから、日光の山の芽吹きはまだ、標高千メートルを超えると谷筋には雪がたくさん残っていました。
 でも、野鳥たちは春まっさかり、ウグイス、コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、ミソサザイと言った早春の鳥たちがさえずり、午前5時半ごろはコーラスとなっていました。
 今回の成果は、オオアカゲラのドラミングです。以前、北海道でエゾオオアカゲラのドラミングは録音していますが、本州の亜種オオアカゲラのドラミングは初めてです。
 PCM-D100で録音、フェードアウトとフェードインだけで、ボリュームはそのまま、低音の軽減もしていません。



   20~30mしか離れていない上に大きな音なので、とてもクリアに録ることができました。近いがゆえに姿もしっかりと確認することができて、オオアカゲラのドラミングと解ったしだいです。
 キツツキ類のドラミングの録音は多数ありますが、姿が確認できての音源はわずかしかありません。キツツキ類は警戒心が強いうえに良く茂った森にいるので、姿がとても確認しづらいのです。まして、無人のタイマー録音ではドラマーの主を特定することができないもどかしさがあります。
 以前、ドラミングから種の同定ができないか録音仲間が、チャレンジしたことがあります。しかし、アカゲラとアオゲラすら検証するだけのサンプルを集めることができないで頓挫しています。まして、数の少ないオオアカゲラはもっとたいへんでしょう。
 今回、オオアカゲラのドラミングを波形を見て気がついたことがあります。アカゲラより叩く回数が多いのです。アカゲラは、20回前後。少ないと17回、多くて27回程度の回数になります。今回のオオアカゲラは、37回が多く、少なくても34回でした。10回多く叩いていることになります。ただ、これはコンピュータで波形表示し数えての数字です。野外で聞いて数えることができませんし、その違いがわかるかどうか微妙な差です。少なくとも今回は、現場では気がつきませんでした。
 私のコレクションでは、サンプルの多いアカゲラすら10数例しかありませんし、オオアカゲラは1例だけですから、まだなんとも言えません。成鳥と若鳥、繁殖のステージ、地方差、個体差をクリアするのは、まだまだ先が長い話です。ただ今後、録音機の普及にともなって、データ収集ができれば、将来ドラミングによる種類の同定ができるようになるかもしれません。いずれにしても、楽しみな課題です。  

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コメント

はじめまして。いつも拝見し勉強させて頂いております。
ドラミングの回数をカウントするのは録音を持ち帰ってPCで波形を見ないと困難ですが、時間の計測は容易にできますよね。おおよそ15~16回/秒なので、1.5秒ぐらいで終わればアカゲラ、2秒以上続けばオオアカゲラというのが一応の目安になるか?と、ふと気が付きました。
この目安が実用になるか検証してみようと思っています。

kazz様
 コメントありがとうございます。
 1.5秒か2秒以上か、体感的には難しので、何度かドラミングが聞こえたら時計を見て可能かどうかの検証ですね。
 今度、試してみます。ご提案、重ねてお礼申し上げます。

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