キジの地鳴き-芝川第一調節池
仕事と悪天候の合間の晴れが、とても貴重な季節です。今日は、芝川第一調節池に行きました。
着いたときは、ちょっと肌寒い感じでしたが、歩いているうちに暖かくなりました。都心では終わっている菜の花が満開で、池から聞こえて来るコガモとカイツブリの声が春らしい感じの芝川でした。ホオジロがさえずり、シジュウカラも忙しいそう。
土手の上から下を見下ろすと、キジの雄がいました。顔の裸出部が大きく、赤みも鮮やかな雄です。草むらから出てきて一声さえずります。よく見ると、すぐ近くに雌もいてさかんに草をついばんでいます。録音機をスタンバイさせて置くと、今度は雄が砂浴びを始めてくれました。
そして、砂浴びのさいちゅうにときどきつぶやくように鳴きました。おかげで、貴重な雄の地鳴きが録音できました。
PCM-D100で録音。声と声の間をつめています。実際は、3分30秒の間に3回鳴いています。1,500Hz以下の低音ノイズを軽減しています。
「Pheasant160416.mp3」をダウンロード
以前、雄同士が戦っているときに似たような声を連続して出していました。現場では、気がつかなかったですが、今聞くと遠くで他の雄がさえずると、この声を出しています。雄の自己主張の鳴き声の可能性もあります。いずれにしても、このように一声ずつ鳴いているのを聞くのも録音できたのも初めてです。
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