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2016年4月 2日 (土)

江戸家猫八さんが・・・

 江戸家猫八さんが、お亡くなりになりました。
 先日の「徹子の部屋」に出演されたとき、たいへん痩せていたので心配はしていたですが、まさかお亡くなりになるとは思ってもみませんでした。私と同じ年でもあり、たいへんショックです。
 猫八さんとはじめてお会いしたのは、1979年7月1日です。日本野鳥の会が、新宿野村ビルで行った「第1回鳴きまね日本一コンクール」でした。猫八さん(当時は小猫)が司会、私は審査員の一人でした。この時の優勝者の中学生が、ブログ「野原から」のS木♂さんでした。S木♂さんのことは猫八さんもよく覚えていて、「ぜひ会いたい」と言っていましたので、二人を引き合わせたいと思っていたのですが、これが叶わぬこととなりました。なんとも悔やまれます。
 これ以降も猫八さんとは、覚えているだけで雑誌の対談3回、トークショー3回、テレビの共演1.5回(0.5回分は別撮り)など、仕事をさせていただきました。このほか、パーティやらイベントでごいっしょする機会は何回もありました。そうそう、蒲谷鶴彦先生のお別れ会にもおいでいただき、心のこもった弔辞を賜りました。
 猫八さんは、タフという印象があります。寄席の芸人なんて青白い顔をしているものですが、いつも日に焼けていました。以前、テレビの取材で奥日光の戦場ヶ原を歩いたことがあります。拙ブログの記事にしています。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2011/05/post-d796.html
 この時は、赤沼に午前7時に集合。中禅寺湖畔に泊まった私は5時半に起床。いろは坂を登って来なくてはならない猫八さんはもっと早く起床しているはずです。そして、取材をしながら戦場ヶ原を縦断しました。湯滝に着いたときは午後2時近くとなり、やっと昼食。番組はせいぜい20分くらいなのですから、これで終わりかと思ったら、さらに上の湯の湖まで行こうとのこと。おかげで、湯の湖では珍しいミサゴを見ることができました。ここでシメのコメントを録られて、ようやく終了かと思ったら「せっかくだから、もう一度戦場ヶ原をもどる」との提案。電車の予約時間の関係で私はここで失礼させていただきましたが、足取りが軽やかな猫八さんに比べて、若いテレビ局のスタッフの後ろ姿は疲れていましたね。この時、ネコはネコでも野生のネコなんだなあと思ったものです。また、仕事に対しては全力を注ぎ、手を抜くことのない猫八さんの姿勢に驚きました。そういえば、トークショーで「芸でお客さまによろこんでもらうためには健康でなくてはならない、そのために普段から鍛錬している」と舞台の上でスクワットを披露してくれたことを思い出しました。そんな、タフな猫八さんがお亡くなりになるなんて信じられません。
 いつか猫八さんから、物まねから見た野鳥の鳴き声の本質なんっていう課題を語ってもらおうと思っていただけに、残念でなりません。
 江戸家猫八さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 ネットにアップされている猫八さんとの対談のURLです。猫八さんを忍んでいただければと思います。
「サイエンス・ウインドウ」2009年秋号(10-11月)
https://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw28/sp-002
「野鳥」2011年2-3月号
http://www.birdfan.net/fun/matsuda_song/pdf/01.pdf

 

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コメント

〉まつ様
猫八さんと再会できる日が来るだろうと楽しみにしていたので、とても残念です。
私が鳴きまねコンテストで猫八さんと会ったときに、猫八さんは「真似がうまいだけではダメでトークがうまくないと芸人にはなれないんだよ」とも話してくれました。
当時の私は大勢の人の前に立って話をするなど苦手で、激しく緊張するタイプでしたので、僕にはまったく無理だなぁと思ったのを覚えています。
今思うと、猫八さんのトークはもちろんすばらしいですが、あの笑顔こそ芸人の武器だったのではないか?と思います。舞台に上がった瞬間、笑顔だけで場の空気を変えてしまう、そういう力が猫八さんの笑顔にはあったのだと、いま感じています。
人間は四六時中笑顔でいられる訳ではありませんが、笑顔は大切だよなと、猫八さんの笑顔を思い出しながら思っています。

S木♂様
 いつかS木♂さんと対談の企画をと思っていただけに残念至極、言葉がありません。
 ジイさん仲間が「60過ぎたら合いたい人に会っておいた方が良い」と、言っていたのを思い出しました。そういえば、最近私に会いたがる人がいるなと思っています。
 猫八さんは、花のある人でしたね。舞台に上がるとスポットライトが当たっていなくても、そこだけ光があるような感じがしたものです。このオーラは、一朝一夕に出るものでもないし天性でもあると思います。
 S木♂さんの猫八さん直伝のスズムシの物まねを大事にしてくださいね。
 

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