ムギマキのさえずり
今日は、風も強いし仕事日和、そのまえに頭をすっきりさせようと散歩に出かけたら、K上さんにばったり。なんでも、ちょっと離れた公園にムギマキのいるとかで、そのままいっしょに向かいました。
公園に着くと、ムギマキのきらびやかなさえずりが聞こえます。スダジイの混んだ葉の中でさえずっているので、姿は見えません。すでに、数人集まっていたカメラマンが、一生懸命さがしています。
こちらは少し離れて録音開始です。しかし、風が強くて葉の擦れる音が凄いです。隣の公園では、運動会でしょうか。アナウンスが盛んです。さらに、隣接する住宅ではのこぎりでものを切る音がたえず聞こえます。強風と都会の騒音の中での録音となりました。それでも、頭の上でさえずってくれたので、なんとかとらえることができました。
PCM-D100で録音。ボリュームを少し上げて3,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「MugimakiFlycatcher160507_004.mp3」をダウンロード
その後、姿を確認すると頭から背中が灰色、喉がかろうじてオレンジをしていて、去年生まれの雄のであることがわかりました。にも関わらず、さえずりは成鳥の雄とかわりなくしっかりとしてものでした。
私は、ちょうど今頃、新潟県の粟島で録音したことがあります。そのときの録音と比べて見ると、声紋のパターンはほぼ同じでした。そのほか、ネットで聞くことができる音源で比較しても、それほど大きな違いがありません。ムギマキは、キビタキほどさえずりにバリエーションがないようです。
それにしても、都内でムギマキのさえずりが録音できるとは、この季節ならではです。
情報をいただいたI上さん、連れて行っていただいたK上さん、ありがとうございました。
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