六義園を通過するイカルのさえずり
イカルのさえずりは、かなり地方による違いがあると思います。昔から言われていた「お菊24」は軽井沢のイカルのききなしで日光では通じません。ですから、越冬したり通過していくイカルのさえずりから、繁殖地があるていどわかるのではないかと思っています。
先日のタイマー録音でもイカルのさえずりが録音されていました。軽井沢、日光とも違った節で鳴いていました。YAMAHA W24で録音。1,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「Grosbeak160503.mp3」をダウンロード
短めで軽やかな節回しで、楽しげに聞こえます。あるいは、何か訴えているかのようにも聞こえます。
実は、5年前にも同じ頃、六義園でイカルのさえずりを録音していました。そのときの記事と音声が下記のURLです。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2011/04/post-babf.html
この時と今回の節が、また違って聞こえました。地方による違いの法則性がわかると、ある程度の目安がつくと思うのですが、まだそこまでのデータがありません。バードウォッチャーの多くが、野鳥の鳴き声に関心を持ってくれたら、すぐにでも解明できそうな課題です。
« 朝のコーラス-六義園 | トップページ | ムギマキのさえずり »
「観察記録」カテゴリの記事
- ミソサザイのさえずりか?ー六義園(2023.01.21)
- ウグイスの真似をするガビチョウ-日光(2023.01.14)
- オオカワラヒワの地鳴き-日光(2023.01.13)
- シジュウカラの初さえずり-六義園(2023.01.08)
- 大晦日に謎の声-六義園(2022.12.31)
コメント