六義園を通過するイカルのさえずり
イカルのさえずりは、かなり地方による違いがあると思います。昔から言われていた「お菊24」は軽井沢のイカルのききなしで日光では通じません。ですから、越冬したり通過していくイカルのさえずりから、繁殖地があるていどわかるのではないかと思っています。
先日のタイマー録音でもイカルのさえずりが録音されていました。軽井沢、日光とも違った節で鳴いていました。YAMAHA W24で録音。1,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「Grosbeak160503.mp3」をダウンロード
短めで軽やかな節回しで、楽しげに聞こえます。あるいは、何か訴えているかのようにも聞こえます。
実は、5年前にも同じ頃、六義園でイカルのさえずりを録音していました。そのときの記事と音声が下記のURLです。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2011/04/post-babf.html
この時と今回の節が、また違って聞こえました。地方による違いの法則性がわかると、ある程度の目安がつくと思うのですが、まだそこまでのデータがありません。バードウォッチャーの多くが、野鳥の鳴き声に関心を持ってくれたら、すぐにでも解明できそうな課題です。
« 朝のコーラス-六義園 | トップページ | ムギマキのさえずり »
「観察記録」カテゴリの記事
- セミの周波数で難聴テスト(2022.08.03)
- アカハラのさえずりは2音節半か-日光(2022.07.28)
- アカハラがさえずるまで-日光(2022.07.27)
- ニイニイゼミが鳴いていた-六義園(2022.07.11)
- ブッポウソウ出現-六義園(2022.07.09)
コメント