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2016年6月13日 (月)

キビタキの多い森って-日光阿世潟

 日光野鳥研究会の自然観察会のため、週末は日光でした。
 中禅寺湖の南岸、歌ヶ浜からイタリア大使館、八丁出島の先まで行き、往復しました。天気は、晴れ間の多い曇り、涼しい湖畔の道を歩きました。涼しさのせいか季節のせいか、エゾハルゼミの声はわずかで、野鳥の声がよく聞こえました。
 いちばん良く聞こえて見えたのは、キビタキ。1kmくらいの行程に、6~7羽はいたと思います。実感としては、100m歩くと1羽が鳴いているという感じです。声も姿も美しい鳥なので、会えるとうれしいのですが、キビタキが目立つ森、ちょっと疑問になりました。
 というのは、森の風景がこうなっているのです。
Azegata160612

  シカのおかげで、林床にはほとんど植物がありません。このあたりは、以前ササで覆われていたところです。今残っているのは、シカが食べない毒のあるクリンソウやコバイケイソウなどです。一見、掃除されたみたいにきれいなのですが、以前の風景を知っている者にすると異様です。ササがなくなったおかげで森が乾いてしまい、いくつもあった流れが1本もなくなっていました。そして、ササがないので、ウグイスのさえずりをひと声も聞くことができませんでした。
 今、シカたちは、地面にある植物を食べ尽くし、首が届く範囲の樹木の葉を食べています。ですから、森のちょうど人の背丈くらいから下は、緑がほとんどないのです。
 キビタキは、中層木の鳥です。樹冠部でもなく、林床でもなく、森の中程の灌木を主なすみかにしていると思います。ですから中層木のない、きれいに管理された植林地のスギ林では少ない鳥です。
 ということで、キビタキの領域がかろうじて残っていてことになります。以前ならば、ウグイスがさえずり、道際の地面でアカハラがピョンピョン跳ねながら食べ物を探していたところです。今では、こうした鳥たちがいなくなって、キビタキが目に付くようになったことになります。
 キビタキには罪はないのですが、キビタキばかり目に付く森は不自然に感じました。

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