ヨタカの後奏-ポンポン鳴き
ヨタカのさえずりと言えば、「キョキョキョ・・・」と連続して鳴くことしか知りませんでした。野鳥録音をするようになって、この「キョ、キョ」の前に「ポア、ポア」と鳴くことを知りました。以前、「ヨタカの前奏」として記事にしています。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2015/07/post-f9c6.html
ところが私の夜のバードウォッチングの先生、A部♂さんは「ヨタカは、もっといろいろな声を出す」と教えてくれました。
今回の日光行きでは、A部さんのご案内で栃木県北部のダム湖に行き、ヨタカのさまざまな声の録音に挑戦しました。今回、録音できたのは「ポンポン」鳴きです。これは、「キョキョ」のあとに鳴くもので、いわば後奏です。
PCM-D100で録音。300Hz以下のノイズをカット、「ポンポン」の部分のボリュームを上げています。さらに、全体のボリュームを上げて、ノイズリダクションをかけています。
「grey_nightjar160618.mp3」をダウンロード
この後奏は、かならず付くとは限らず、今回20分あまりの録音で8回鳴いた中で2回でした。また、「キョキョ」に比べてはるかに音量は低く、近くで鳴いてくれないと聞こえない音だと思います。
それにしても、単純な声でさえずるだけと思っていたヨタカですが、声にいろいろなバリエーションがあることがわかりました。それぞれ意味もあることと思いますが、まっくらななかで繰り広げられるヨタカたちの競演、雌雄もわらないもどかしさもあります。
A部♂さん、毎度のことながらご案内ありがとうございました。
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