野鳥のコーラス健在-日光きすげ平
毎年、同じところで同じ時期に録音をしていると、野鳥たち種類が少しずつ変化しているのがわかります。毎年、行っている録音ポイントは、霧降高原のきすげ平の近くです。夜明け前、この谷間からわき上がるように聞こえて来る野鳥たちのコーラスは天下一品で、一度聞いて以来、とりこになりました。今年もここで録音してみました。
YAMAHA W24でタイマー録音、ボリュームのアップ、1,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「Chorus160612.mp3」をダウンロード
時刻は、午前4時30分頃です。この30秒ほどの間だけでも、キビタキ、ホトトギス、コルリが鳴いています。このほかの部分では、フクロウ、アカハラ、オオルリ、エゾムシクイ、ウグイス、カッコウ、ツツドリ、ミソサザイ、ルリビタキ、アカゲラ、ハシブトガラスなどの声を聞き取ることができました。以前、ここではウグイスがうるさいくらい鳴き、コマドリ、ルリビタキがコーラスのメインボーカルでしたが、コマドリはいなくなりルリビタキも減りました。
以前は遠くで鳴いていたキビタキが、近くで鳴くようになったということは、ここでもキビタキが増えたのでしょう。いっけん以前のようにササがあるように見えるのですが、密度が違っているのでしょう。
ただ、鳥の種類が変化していても、にぎやかなコーラスにかわりがありません。それだけに日光の自然の豊かさ、奥深さを感じます。
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