ヤブサメは変わらなかった-兵庫県北部の山
兵庫県北部の山を巡って野鳥たちのさえずりを聞くと、関東地方との違いがはっきりしているのが、オオルリ、イカル。キビタキが少し違うかなと言ったところです。
今回、違うと思ったのに同じだった種類もいます。ヤブサメです。ヤブサメは、以前東北地方とは微妙に違うことを記事にしました。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2016/03/post-6ef1.html
今回、私より若いW辺さんとK島が同行していますので、車の中からヤブサメがさえずっているのを聞きつけました。私は、ただ彼らの言う方向に録音機をむけて録音しただけです。
例によって、拙ブログではmp3でないと音源を受け付けてくれません。mp3だとヤブサメの音域である8,000Hzの音を再現できません。そのため、声紋で表示します。上が今回の兵庫県北部の山で録音したヤブサメのさえずり、下が栃木県日光で録音したものです。なお、図の左右が7秒、天地が0~13,000Hzです。
ご覧のようにほとんど変わりません。音の高さ、声の長さ、尻上がりのところが似ています。私が聞こえるところまで音量を上げて聞いても、同じに聞こえます。ただ、これは1例のみの比較ですので、多くのサンプルで比較すると違う結果になる可能性もありますが、とりあえず同じ印象です。
W辺さんとK島さんのおかげで、ヤブサメの地方差について一歩前進することができました。若い人と行動すると、改めてヤブサメが聞こえないことを思い知らされますね。
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