ファーストインプレ-ツァイスVictory SF 8×42
ツァイスの最新型の双眼鏡Victory SFを入手しました。10倍と8倍がありますが、8x42です。これだけの双眼鏡となると双眼鏡おろしには、それなりの場所なり鳥でないと失礼です。ということで、今回の兵庫県北部の山巡りに持参しました。
Victory SF 8x42は、去年の8月に葛西臨海公園で試用させていただきました。その素晴らしさを記事にしています。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2015/08/victory-sf-a216.html
今回、改めて持参し3日間首からブラ下げていた感想です。同行したW辺さんとK島さんにも覗いてもらいました。ご両人とも、手にしての第一印象は「軽い」でした。実際の重さは、780gでこのクラスの双眼鏡としては重くはないものの軽いほどではありません。双眼鏡は、対物レンズが大きいので前のほうが当然重くなります。しかし、手前が重い方が重心が手元に来て安定し、軽く感じることになります。カタログなどでは、重心が手元に近いことをうたっており、この効果は大きいものがあります。また、手元に重心が来ているわりには胴鏡は細く、小さな私の手でもしっくりきて、ピントリングにも余裕で指が届きます。この安定感は、長い間の観察にうれしい機能です。
今回、夜のバードウォッチングの機会があったので、夜の森を見てみました。森のすみずみまで肉眼よりも明るく見えるのですから、不思議な感じさえしました。藪のなかの鳥の特徴を確認するのには、必要な明るさでしょう。
丈夫なケース、太めのトラップ、深くフタのできる接眼キャップ、接眼の繰り出しのクリックもしっかりしていますので、いつの間にか縮んでしまうことはありません。
なかでも、対物レンズのキャップが気に入りました。基本、バードウォッチング中は対物レンズのキャップはしません。というのは、はずす一瞬の間が惜しいのです。ですから、持ち運ぶ時に傷つけないためのものと割り切っています。しかし、左右バラバラだといつのまにか、なくしてしまいます。Victoryのものは左右一体で、紐で本体と結ぶようになっています。さらに、この紐の途中に小さなバックルが付いていて、取り外すことも可能になっています(写真では、キャップをはずしている状態です)。こうした細かいところが、毎日のように使うバードウォッチャーにはうれしいのです。
ということで、氷ノ山などの山々の広大な風景とブッポウソウやイヌワシを見ることができて、Victory SF 8×42には失礼のない双眼鏡おろしができました。
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