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2016年7月14日 (木)

やっとハシブトガラスの幼鳥-六義園

 今年は、いろいろいつもの年とは違う季節の変化があります。
 ひとつは、ハシブトガラスの幼鳥の声がいつまでたっても聞こえなかったのです。今日、やっと聞くことができました。1羽の幼鳥がクスノキにとまって鳴いていました。他のハシブトガラスが近づいてくると親鳥が威嚇の声を出し、追い払う行動が見られました。
 PCM-D100で録音、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。

「crow-ck160714.mp3」をダウンロード

 いつもの年ならば、6月上旬に六義園で聞くことができます。基本、六義園では巣落としをしていますので、六義園のものではありません。周辺の住宅地で繁殖したハシブトガラスが幼鳥を連れて六義園にやってくるのが恒例なのです。だいたい、5月下旬に巣立ち、六義園に入ってくるのが6月上旬ということになります。親鳥が食べ物を探している間、幼虫は樹冠部にとまって、ときどき鳴いています。甘えたような声なので、幼鳥とすぐわかります。
 それが、今年は7月中旬となりました。およそ1ヶ月半、遅れました。ハシブトガラスの繁殖のスケジュールは年によって多少の早い遅いがあるようですが、1ヶ月半も遅いことはありません。この間、訪れた浮間公園では、幼鳥が何羽も飛びまわっていましたから、六義園周辺にかぎったことなのかもしれませんが、今までにない状況です。
 このほかにも、六義園周辺でいつもの年と違うことがいくつかあります。昆虫では、ヒグラシの声がまだきこえません。夕方、飛ぶイエコウモリの姿が見えません。鳥では、メジロのさえずりが朝夕、聞こえるはずなのですが今年はないですね。
 メジロのさえずり、ハシブトガラスの繁殖、ヒグラシ、イエコウモリから共通することがらを見いだすことはできませんが気になっています。 

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