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2016年8月 7日 (日)

8月のコマドリ-霧降高原

 週末は、日光植物園で行われた「第92回小石川植物園市民セミナー」で講演でした。土曜日の午後、森を通ってきた風が会場を吹き抜け気持ち良すぎる会場でしたが、寝ている参加者はいなかったと思います。おかげで、私の話にも熱が入りました。
 久しぶりの日光なので、タイマー録音をいつもの霧降高原にしかけました。設定は、午前3時から6時の3時間、2Gのファイルとなります。いつもは、6月のコーラスのピーク時に録音しています。8月に入ったらさえずりも少ないだろうと思い、あまり録音したことはありません。今回もダメもとでのチャレンジです。
 ところが、録音を聞いてみるとコマドリのさえずりが入っていてびっくりいたしました。録音のポイントは、10年ほど前はコマドリがよく鳴いているところだったのですが、コルリに代替わりし、そのコルリもいなくなってしまいました。また、今年の6月の同じ場所での録音では、コマドリは入っていなかったです。それが、この8月に盛んにさえずっているというのも不思議な感じがします。ただし、コマドリ自体、金精峠や志津では、お盆の頃でもさえずりが聞かれますから、鳴いていることはおかしくありません。
 このコマドリは、4時17分に鳴き始めています。そして、録音が終了する6時でもまだ鳴きやんでいませんでした。まるで、渡ってきたばかりの時のような熱心なさえずりのしかたです。はぐれた雄が、新天地を求めて流れ流れてやってきたのでしょうか。
  YAMAHA W24でタイマー録音。1部を切り出し、500Hz以下のノイズを軽減しています。

「komadori160806.mp3」をダウンロード

 ものは試し、やってみるものです。

 

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