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2016年8月24日 (水)

『朝の小鳥』9月放送分収録-幼鳥たちの鳴き声

 本日は、浜松町にある文化放送で『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月の放送分の収録です。9月は、鳥は静になり、企画に毎年苦労しています。今年は、巣立った幼鳥たちの声で、構成してみました。そのため、芝川第一調節池、日光、軽井沢、大久保農耕地と収録場所は、いろいろです。
 野鳥の声に関わって幼鳥は、成鳥とは違った鳴き方をする種類が多いことに驚きました。ところが、鳴く期間は短いため、聞く機会も少なくあまり知られていません。録音仲間には知られた話ですが、あの蒲谷鶴彦先生ですらフクロウの幼鳥の声がわからず、長い間テープには不明と書かれていました。偶然、飼育されているフクロウの幼鳥が鳴いているのを聞いてわかったのですが、それまで5年かかったと言っていました。当時のレコードに収録されていることもなく、図鑑にも書かれてないのですから無理もありません。
 今回、紹介するヨシゴイの幼鳥もヨシゴイとわかるのに3日かかりました。先生の5年越しの解明に比べればどうってことはありませんが、どこにも情報がなかったのですからしかたありません。
 鳥のなかには、親鳥の声の片鱗すらない鳴き方をする若鳥がいます。たとえば、フクロウもそのひとつです。成鳥の雄は、開けたところで声を遠くまで響かせるために低い声、若鳥は森の中にいるので葉などの隙間を通り抜けて遠くまで聞こえる高い声で鳴くと、説明できます。なぜ鳴き声が違うのかは、その鳥の生活に深く関係しているはずですから想像するのも楽しいです。
 今、野鳥録音をしていると、不明の鳥の声がたくさん録れます。そのいくつかは、若鳥の声の可能性が高いと思っています。これまた、いつか解明されるのが楽しみです。
2016年8月の放送内容
 9月 4日  ツバメ
   11日  シジュウカラ
   18日  フクロウ
   25日  ヨシゴイ

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