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2016年9月29日 (木)

田んぼのトキ-佐渡

 たまたまお会いした研究者の方から、トキとの距離のとり方を教わることができました。近づきすぎて飛び立たせてしまってはまずいですし、せっかく近づけるのに遠くから見ているのももったいないことになります。彼によると「田んぼでは警戒心が強いので100m。田んぼ1枚以上は離れた方が良い。もちろん車から出てはダメ。木にとまっている時は、比較して警戒心が少ないが、それでも50mは保ってほしい」とのことでした。こうした情報は、なかなかわかりませんので貴重です。
 現在、全体で200羽近いトキが自然のなかを飛び回っていることになりますが、Y川さんによると、昼間の田んぼにいるトキには出会えないこともあるとか。それでは、施設巡りをしてみようということで、トキの野生復帰センターに行きました。山の中腹にあるので、坂を上ったところにある展望台から見下ろします。現在、訓練中のトキはいないということでケージの大きさを実感するための見学です。ここからは、ちょうと佐渡島のくびれた部分の平野が見渡せます。もし、トキが田んぼにいたら見えるはずと探すと、いました。少なくとも、2羽見えます。
 実際にその場所に行ってみると、トキは12羽いました。言われたとおり、100m以上離れた農道に車をとめて小1時間ほど観察していましたが、トキは鳴かないです。上空を飛んだトビに驚いたのか、いっせいに飛んだのですが、鳴きません。そのあと、こちらに向かって飛んできて、なんと私たちが車を止めた農道の横の田んぼに降りてくれました。せっかく近くに来てくれたのですが、鳴きません。唯一、鳴いたのは遅れてきた1羽が、すでに降りている1羽の近くに舞い降りたときだけです。
 写真は、こちらに飛んで来てくれた群れの一部です。

Crested_ibis160927

 注意しようと思っていたことは、トキを見つけて観察していたらカメラマンがどんどん集まって来て影響を与えるのではという危惧です。天候のせいか、季節のためか、それともトキに人気がないのか、この時はカメラマンがやってくることはありませんでした。それに2泊3日の佐渡の滞在中、フィールドではバードウォッチャーもカメラマンにも会うことはありませんでした。
 トキにとっては良いことなのかもしれませんが、ちょっとさびしい気もして複雑な心境です。

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