日本野鳥の会連携団体総会2016
この週末は、千葉県幕張で日本野鳥の会の総会が開催されました。日本野鳥の会では年一回、総会が開かれます。会の運営は、理事と評議員が法律上は担っていることになり、役員には支部の代表や出身者がいることはいるのです。しかし、全国に90ある支部を網羅することはできません。それを補うために、年に1度1泊2日ではありますが、連携団体の代表者に集まっていただいて勉強会と意見交換会が行われます。意見交換会でも盛り上がり、懇親会でさらに盛り上がります。
今年のプログラムでは、私の講演もありました。全国から支部の指導をされているベテランが集まる上に、柳生博会長が臨席されているので緊張しての講演でした。
総会に集まったのは、スタッフを入れれば100人を超えていました。もし、これ以上増えると、やっと見つけた幕張の会場もあふれてしまうと言う盛況ぶりです。参加される方のここ数年の傾向をみて、気がついたことがあります。以前は、70人集まっても女性は1人、京都支部の中村桂子さんと決まっていました。
会員の男女比は、私が在職していた頃は7:3で男性が多い傾向にありました。最近では、6:4で女性が多くなっています。また、探鳥会での参加者を見ると男性より女性の方が多いことが多くて、ときには3:7と女性が圧倒的に多いこともあります。ところが、連携団体の代表は、ほとんど男性で90ある連携団体で女性が長なのは1つではないでしょうか。
ですから、総会に来るのは男性ばかりとなります。ところが、今回は女性5人参加されていました。私が参加するようになって、もっとも多い参加者です。結果55:5となります。このほか、役員(評議員、理事、幹事)の男女比は12:2、事務局は21:9となります。ちなみに、事務局はもっと女性が多いのですが、管理職には少ないためです。
連携団体のおもな活動である探鳥会ひとつ取って見ても、コースどりなどで女性の意見が取り入れられているかどうか気になります。今年の傾向が、より広がっていくことが日本野鳥の会の会員が増えるかどうかの命運がかかっているかもしれません。
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