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2016年11月27日 (日)

亜種ウソと亜種アカウソの鳴き声は違うか?

 録音仲間では、亜種ウソと亜種アカウソに違いがあるかが課題です。ウソのさえずりを聞くことは少なく、違いは存在を確認する声によるものです。「フィ、フィ」と聞こえる柔らな声のことです。
 近くの公園で、ここ1週間ばかりウソが滞在してくれています。最初、雌1羽だったのですが、このところ数羽の群れとなり公園のあちこちで会っています。同じ群れが、移動をしているのだと思いますが、うれしい長期滞在です。
 写真を撮りながら見ていたら、胸がほんのり赤く見えて亜種アカウソでした。

Bullfinch161127


  胸の赤みは、日が当たると飛んでしまいわかりにくくなります。近くにいた雌の尾羽を確認すると、羽軸の白が見えましたので間違いないでしょう。幸いなことに鳴いてくれました。
 PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、3.000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

「Bullfinch161123.mp3」をダウンロード

 これで、違いがわかるでしょうか。
 だいたい冬に公園で会えるのは亜種アカウソのほうが多い傾向にあります。春から夏の繁殖期に日光で会えるのは亜種ウソです。出会うのが、越冬期と繁殖期の違いがあるのですから、鳴き方も違うかもしれませんね。鳴き方の違いを検討するのは、季節を合わせないといけないと思いました。でも、こうやって聞くかぎり声の違いはわかりませんでした。
 

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