『朝の小鳥』スタジオ収録-絶滅に瀕している鳥
今日は、文化放送で『朝の小鳥』の来年1月放送分の収録でした。1月1日放送分のトキは、スケジュールの関係で先月に収録をすませています。そのため、残り4本の収録となりました。
今回、取り上げたなかでもシマアオジが深刻です。私が1970年代に干潟の調査で、春国岱に行ったときには、ノゴマとシマアオジが数10mおきにハマナスにとまって、さえずっていた印象がありました。次の年に行った石狩川河口、さらに翌年のサロマ湖でも同様でした。それが、今では公表されている情報は、サロベツくらいです。
北海道で、録音をしているH田さんによると、サロベツなどの日本海側とオホーツク海側では、鳴き方が違うとか。私自身、40年以上前に聞いた春国岱のシマアオジのさえずりをおぼえていないので何とも言えませんが、今や検証するのが難しい課題となっています。
また、日本と同じ亜種(E.a.insulanus)はサハリンにも生息していますが、サハリンも風前の灯火とか。今回、使用した音源は2008年にサロベツで録音したものです。それから8年、サロベツのシマアオジは健在のようで、少しは安心しています。それにしても、毎年、大勢のカメラマンが訪れ撮影されているので写真は残るかもしれませんが音源はわずかしか残らないのは残念なことです。
2017年1月1日 トキ
1月8日 オオトラツグミ
1月15日 アカコッコ
1月22日 ノグチゲラ
1月29日 シマアオジ
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