ジョウビタキの小さな地鳴き-六義園
そろそろシジュウカラの初鳴きが聞かれるのではないかと六義園を一周。樹洞を懸命にのぞき込む雄のシジュウカラがいて、巣探しでしょうか。そろそろ繁殖の準備にかかっているようですが、さえずりはまだでした。
アトリは、群れが小さくなり、まだ健在。また、ここ1週間ほど雄のジョウビタキがいると聞いていたのですが、私はすれ違ってばかり。今日、やっと出会うことができました。
ジョウビタキの地鳴きは「ヒッヒッ、カッカッ」ですが、大きな声で鳴くのは渡ってきたばかりの頃で、11月から12月に聞かれることが多いです。今回の六義園のように突然、姿を現したときも、しばらくは鳴くと思います。しかし、1週間たち、すでに静かになっていました。おそらく、なわばりを確保して競合する他のジョウビタキやルリビタキがいなければ、鳴く必要がないのでしょう。
しばらく観察していると、つぶやくように鳴いていました。録音機を向けてじっとしていると、近づいてきてくれました。鳥との距離は1mほどです。周囲の道路の騒音、上空のヘリコプター、園内では工事も行われています。そのため、波形ではジョウビタキの声は、ノイズに埋もれてしまっています。ただ、ジョウビタキの声は1,500Hz以上、ノイズはおよそ1,000以下なので加工しだいで、ここまで聞くことができます。
PCM-D100で録音、1,500Hz以下のノイズの軽減、ボリュームを少しアップ、ノイズリダクションをかけています。
「daurian_redstartc170201_002.mp3」をダウンロード
羽音も聞こえますから、その近さがわかってもらえると思います。冬は、あまり鳴かないと思っていたジョウビタキですが、聞こえなかっただけかもしれません。
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