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2017年2月15日 (水)

『音の手がかり』・再読


 先週末から風邪を引き、微熱が続いていました。普段の体温が低いので37度台でも、発熱感があって、ひたすら寝ていました。おかげで毎日、文庫本1冊のペースで読書三昧でした。
  そのなかの1冊、ディヴィッド・ローンの『音の手がかり』(1993年・新潮文庫)です。もう25年ほど前の作品です。当時は、週刊文春1993年海外部門8位、このミス1994年海外部門9位になっています。私が録音をはじめたのは1996年頃ですから、録音をする前に読んでいるはずで、今読むと違った印象があるのではないと思っての再読です。
 主人公は、事故で視力を失った盲目の映画音響技師のハーレックです。目が見えない分、逆に耳がめちゃ良いという人物設定です。女性の靴音から、靴の種類からあたりの環境までわかってしまいます。そのハーレックの姪のジェニィが誘拐されてしまいます。誘拐犯からの電話の音を分析し、犯人に迫っていきます。これ以上は、ネタバレになりますので控えますが、面白いです。
 録音や音響現場、そして目の不自由な人の聴覚の鋭さを知っているだけに「あるある」と思いながら、なっとくして読みました。
 ネット検索をしたら、目の不自由な方のブログに「点字図書館にあった録音図書で」とありましたので、盲人の方が聞いたら、また違った感想になるでしょうね。
  このシリーズは、3部作らしいのですが、日本ではあと1作翻訳されています。タイトルは『音に向かって撃て』(1994年・新潮文庫)。タイトルでずいぶん損をして、打ち止めになったのかもしれませんね。これも読んでいますが、風邪なおってしまったのでしばらくおあずけです。

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