TDKが無くなっていた!
仕事を請け負った以上、ベストの状態で納品したいと思っています。そのため、マザーとして音源が収録されたCD-Rは、最高級のものを使ってました。今までは、TDKの超硬シリーズに焼いて渡していました。
CD-Rは、安いものならば50枚1,000円程度で1枚あたり20円。高くても、50円くらいです。超硬は、レギュラー(白いパッケージ)で10枚3,000円1枚300円となります。さらに、グレードの上(黒いパッケージ)のものは、10枚4,500円で1枚450円もします。
売りは、ハードコート処理を施しているために、キズ、指紋ヨゴレ、ホコリに強いことになっています。では、音のほうはどうかというと、大きなスピーカーで聴くと違いがわかります。同じレベルで録音しても、音が少し大きく聞こえます。また、クリアさを感じる音源もありました。逆にいうと、音が硬い感じになり音の柔らかさを求める場合は、適さないかもしれません。それにしても、その違いは言われてみれば程度だと思っています。
大きな違いは見た目で、焼いたCD-Rを見比べてみると、超硬のほうが音とあるところ無いところの境がはっきりとわかります。普通のCD-Rだと、光を反射させ光の具合でわかるていどのものが、くっきりと見えます。
ところで先日、量販店で超硬を探したらありません。店員に聞いたら「会社が、撤退しました」とのこと。知りませんでした。調べてみると、TDKブランドの記憶媒体って無くなっているのです。Webサイトには「イメーション株式会社は2015年12月末をもって記録メディア・オーディオ機器事業から撤退いたしました。これにより、TDK Life on Recordブランド全製品の生産・供給を上記日程にて終了いたしました。」とありました。なくなって1年以上たっていたのです。いずれにしても、TDKはカセットテープ時代からお世話になったブランドです。それが無くなるとは、ショックと同時に困りました。ただ厳密には、TDKは記憶媒体部門をイメーション株式会社に譲渡し、イメーション株式会社がこの事業から撤退したことになります。ですから、TDKという会社自体は存続しているようです。
ところで、超硬は市場在庫のみ。アマゾンや楽天市場を探すと、まだあります。今回は、手持ちの在庫で納品することができましたが、将来のために確保しておかなくてはなりませんね。
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