« ジョウビタキの小さなぐぜり-六義園 | トップページ | シジュウカラの鳴き声-六義園 »

2017年3月12日 (日)

ウグイスは1時間練習すると声が大きくなる

 六義園では、1週間以上前からウグイスのさえずりが聞こえていました。ただ、鳴いてくれる時間が短く声のする方へ行く間に鳴きやんでしまい、今まで録音ができませんでした。
 今日は、薄曇りで日向も寒い六義園でしたが、ウグイスがさえずっていました。声のする方へ行っても、鳴き続けてくれ録音できました。
 PCM-D100で録音。ボリュームを2倍以上アップ、ノイズリダクションをかけています。

「Bush-Warbler170312_001e.mp3」をダウンロード

 ウグイスは、シノダケの藪のなかにいて、その距離はわずか2,3m、とても近いです。もし、さえずりの最盛期であれば、音が割れてしまうほどの近さです。にも関わらず、ボリュームを増幅しないと音にならない程度の声量しかありませんでした。また、「ホー」が短く震えるように鳴いています。さえずりはじめ特有の鳴き方です。
 六義園を一回りして1時間後に同じ場所に行ったら、またさえずってくれました。同じ個体とみてよいでしょう。
 録音機はPCM-D100、ボリュームのアップはしていません。ノイズリダクションはかけています。

「bushwarbler170312_002_e.mp3」をダウンロード

 今回の距離は、間に水路があり10m以上は離れていると思います。1時間前を3mとすると距離は3倍以上、音のエネルギーは10分の1以下になっているはずですが、大きなくらいです。この1時間で、声が大きくなったことになります。ただ、まだしっかりと「ホーホケキョ」と鳴けず、おぼつかない感じは否めません。
 1週間くらいすると上手になり、本来のさえずりとなると思います。

« ジョウビタキの小さなぐぜり-六義園 | トップページ | シジュウカラの鳴き声-六義園 »

観察記録」カテゴリの記事

コメント

連投失礼します。
ウグイス、毎年春にはおぼつかない鳴き方を聞きますが、2 年め以降の個体でも、おさらいするのか、昨年生まれの個体だけが練習するのか不思議に思っています。自分に自信がないのではなく、まだ早いかな?と思っているような気もします。また、以前、夏の終わりに藪の中で自信なさそうにか細い声でさえずっていたのを見ましたが、「この季節に?」とこれまた不思議に思いました。暗いのではっきりしませんが、なんとなく幼く見え、その年に育った子がもう練習を始めたのかなどと想像をめぐらせました。

タムラ様
 連投、お世話様です。
 ウグイスは、8月下旬までかなりしっかり鳴き続けると思います。9月に入るとピッタと鳴きやむのですが、細い声で鳴くことがあるのですね。
 ウグイスは、オスメス、成鳥幼鳥がわかりにくいので、このあたりの判断が難しい鳥です。それだけに、課題としてはおもしろと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウグイスは1時間練習すると声が大きくなる:

« ジョウビタキの小さなぐぜり-六義園 | トップページ | シジュウカラの鳴き声-六義園 »