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2017年3月24日 (金)

アオジの動く声紋

去年、日本野鳥の会のサイト担当のM浦さんから、野鳥の声紋を表示させたいと課題をいただいたときに「声紋を鳴き声に合わせて動かせたら良いね」という希望もありました。結果、音の高さと強さがわかる3D表示に留めましたが、その後、方法を考えてみました。それも、お金をかけずフリーソフトで制作できないかやってみました。
 声紋分析ソフトは、フリーソフトがたくさんありますが、私が10年以上使っているのは”Spectrogram”です。たしか、蒲谷鶴彦先生がご存命の頃から使っています。先生は、声紋分析機に数100万円かけていたのですから、それが無料ということでびっくりされていたのをおぼえています。
 いま探したら、3D表示になって有料になったようです。ただ、無料で落とせるサイトもありましたのでURLを貼っておきます。
  http://www.bro.lsu.edu/radio/Spectogram/sgram.html
 このほかにも、無料の声紋分析ソフトはたくさんアップされていますので、使いやすいものを探してみたらよろしいかと思います。ポイントは、声紋表示が音と共に表示できるかです。Spectrogramの場合、Play Wdwをクリックすると表示させながら音がでますので、声紋を動かすことができます。
 まず、音源の下ごしらえが必要です。クリアな音源でないと、声紋をきれいに表示できません。まずは、近くで録音できたコンディションの良い音源をまず選びます。できたら、他の鳥の声がかぶっていないで、グランドノイズが少ない音源が良いですね。あるいは、他の鳥の声がかぶっていないところを切り出し、低音のノイズはイコライザー機能なので軽減しておきます。また、ノイズリダクションの機能があれば、これも利用して不自然にならない程度にクリアにします。さらに、ステレオで録音していたら、わかりやすいようにモノラルに変換して1画面になるようにしておきます。
 次は、画面のキャプチャーができるソフトを用意します。今回は、oCamというフリーソフトを使ってみました。下記でダウンロードできます。
 http://ohsoft.net/eng/
 このソフトを起動させると黄緑色の枠が表示されます。それを、保存したいところへ持って行き天地左右を合わせます。そして、声紋を表示させて動かし同時に録画を押せば録画されます。停止を押せば止まります。注意するのは、メニュー →オプションで保存先をしっかりと指定しておかないと、どこに保存されたかわからなくなってしまいます。なお、フリーソフトのため終了時に広告サイトが表示され、うるさいです。ただ、このソフトでは、画面の保存もできますので、けっこう重宝しています。
 ということで、アオジのさえずりで作ってみました。Youtubeにアップしました。

  https://www.youtube.com/watch?v=dyd0vlj6iMY

 こうして、動かすことで、声によって声紋がどのように表示されるかが、よくわかると思います。実際は、声紋表示とキャプチャーより、音源選びと加工のほうに手間と時間を取られました。
 なお、フリーソフトの場合、怪しいサイトに飛ばされたり、いっしょに必要のないものがダウンロードされたりしますので、ご注意ください。とくに、「ダウンロード」と大きく表示されているので、そこをクリックするのか思うと、これは別のソフトであったりします。いずれにしても、自己責任でお願いいたします。
 いずれ、3Dで動かしてみたいと思います。

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