アトリの羽音-六義園
六義園にいた数100羽のアトリは数が減り、数10羽となりました。
それでも、アトリの群れが飛び交う園内は、野鳥の多い感じとなり楽しめます。
数が減ったせいで、アトリとの距離が近くなったような気がします。数が多ければ、それだけ警戒心の強い個体がいて、そのアトリが警戒声を出せば群れ全体がいっせいに飛び立ってしまい近づけません。
じっとしていると、どんどん近づいて来ることさえありました。それでも、ささやくような声で鳴き合うだけなので、なかなか思うような音を録ることができないでいます。先日もアトリの群れ、5,60羽に録音機を向けて置いておきました。だんだん近づいてきて、録音機との距離はわずか2,3mです。そして、いっせいに飛び立ちました。PCM-D100で録音、無加工です。
「Brambling170226.mp3」をダウンロード
このときは、なんで飛び立ったのか不明です。私は、かなり離れたところにいましたので、私の影響はないと思います。
よく聞くと、飛び立つ前にヒヨドリらしい「ピッツ」という声が入っています。その後に、羽音が「ドドド」と鳴っています。どうも、ヒヨドリの声に反応しているようです。
実は録音をしていないこの前に、飛び立ったときもヒヨドリが「ピヨッ」と鋭い声を上げてアトリの群れの上を飛んだのがきっかけでした。
ヒヨドリとアトリの声に共通点は少ないと思いますが、鳥同士鳴き声には敏感に反応していることがわかりました。
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