Sound Forge Pro 11・ファーストインプレ
このところ、音源の編集で愛用しているAudition 3.0が不安定で困っています。どうも、音源ボードとの相性が悪いようで「ドライバーがありません」と表示され起動さえしてくれない時があります。また、起動しても固まってしまったり、囲みの機能を使用すると勝手に終了するなど、急ぎの仕事があるときは支障をきたします。
他によいソフトがないか、いろいろ調べていたらSound Forge Pro 11に行き当たりました。以前、Sound Forge Pro 10を目の不自由なMさんがさくさくと使用しているのを見て、使いやすそうなソフトだなあと思っていました。全盲の方がマウスを使わず、コマンドだけで操作できるのですから、操作性がこなれているソフトであることは間違いないと思います。
さらに現在、ダウンロード版が45,194円のところ86%引きの5,980円+税478円、さらに1,000円割引券が付いているので5,458円で、入手することができました。
http://www.sourcenext.com/product/sony/soundforgepro/
期限は今月末までです。このような値引きセールは、ときどき行っているようです。
カード決済で、さっそくダウンロード。シリアル番号が2つ送られてきて、どちらを入れるのか戸惑いましたが、それ以外問題なくインストールできました。
今のところ、使用感としてはAuditionにあるスペクトル表示ができないということ以外、だいたいできます。フェードイン、フェードアウト、指定音域のノイズの軽減、ボリュームの調整、クロスフェード、ミキシング、ノイズ除去などができれば、だいたい仕事ができます。
あと、まったくスペクトル表示ができないというわけではありません。範囲を指定して、表示→スペクトル分析で表示ができます。ただしくは、スペクトル表示下での編集作業はできないということになります。
下掲は、ウグイスのさえずりの波形表示とスペクトル表示です。編集作業は、上の作業スペースで行います。
これ以外にも、エコーやスロー再生などおもちゃ箱のように機能が満載されていますが、使いきれません。また、自然の音を自然に聞こえるように編集するという作業ではあまり使わない機能が多いですね。でも、ミソサザイの早口のさえずりをゆっくりと再生するとどう聞こえるかなど、音と遊ぶには面白い機能がたくさんありますし簡単に作業ができます。また、波形表示のみのため軽快に動き、スムーズに反応をしてくれます。
ただ、マニュアルも含めてとても不親切です。シリアル番号2つの意味は、いまだわかりませんし、プラグインの方法など、ネットの情報を合わせてなんとか理解できました。今まで、Auditionなどのおかげで音楽ソフトの使い方には慣れているつもりですが、ひとつつまずくと、その先に行く手立てを調べるのにたいへん苦労しました。
いずれにしても、この価格でこの機能を入手できるのですから、まずまずかなといったところが、ファーストインプレです。
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