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2017年4月12日 (水)

雪解けの音-日光

 早春の雰囲気の音は、鳥ばかりではありません。野外で録音していると水音が、とても気になる季節です。山の雪がとけて麓でしたたり落ち、春ならではの音となります。
 水音は鳥と違って逃げるわけではありませんので、録音するのは簡単かと思うと、こだわればそれなりに苦労のしがいのある録音となります。
 岩からしみ出た水滴が水面に落ちて「チャポン」という音を立てます。この音をまわりの音と絡めて良い感じに録りたいわけです。「チャポン」がさかんに聞こえると思って録音すると、意外と「チャポン」が聞こえないのです。ひとつに、人は聞きたい音を聞いているために印象深い音は、より多くあると思ってしまいます。また、近い「チャポン」のみならず、遠い「チャポン」も聞きたい音なので聞こえてしまい、たくさん音がしているように思ってしまうのです。ところが、録音機は正直ですので、遠い音は小さくなってしまい聞こえづらくなり、音が少なくなります。
 たとえば、マイクを水音から離れたところに置くと、それぞれの「チャポン」の距離の差が少なくなります。そのかわり、録音ボリュームを上げなくてはなりませんので、周りの流れの音が、「ゴーッ」と大きく入ってしまうことになります。
 いわば、マイクポジションが重要なポイントとなります。「チャポン」も良い具合で「ゴーッ」も少ない場所を探して録音機を置きます。水音は逃げませんので、モニターしながらマイクをあちこちに置いて試せばよいでしょう。これは、聞いている音と録音されている音が違うことがわかり、録音テクニックの勉強になります。
 PCM-D100で録音。300Hz以下のノイズを軽減、ボリュームを少しアップして、ノイズリダクションを軽くかけています。

 遠くでミソサザイも鳴いてくれました。

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