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2017年4月22日 (土)

高圧線のノイズ

 今回の録音で、日が沈み静かになり夜の鳥が鳴くのを待っていると「チリチリ」という声が聞こえてきました。山の斜面から聞こえてきます。虫か鳥か、あるいはムササビなどのケモノなのか、不明です。翌日、回収に行くと同じような声が聞こえて、なんなのだろうと思っていました。録音した音源をチェックすると、この音は強弱を繰り返し、一晩中鳴っていました。YAMAHA W24で録音、ボリュームのアップ、1,500Hz以下の低音ノイズの軽減をしています。



 「キュンキュン」あるいは「チュルチュル」と聞こえ、1,500~2,300Hzが中心で4.000Hzまで音が伸びています。いかにも、小鳥の声の音域となり、生物由来をうたぐってしまいました。
 ところで、今回のフィールドに行くに当たってS木♂さんから「発情したネコの声と高圧線のノイズがありますので、注意してください」と言われたのを思い出しました。ネコの声が問題なのは、オオコノハズクの雌がネコのような声で鳴くからです。高圧線のノイズは、「ブーン」とか「ジーン」とか聞こえる音だと勝手に思っていたのですが、こんな音になるとは思ってもみませんでした。どうりで、一晩中聞こえ、昼間も聞こえたわけです。
 以前、シマフクロウの声を録ったときも「チリチリ」という音が聞こえ、雪が溶ける音かと思ったら高圧線が鳴る音でした。この時は雪がちらつき、今回は雨上がりで同じく湿度は高めで、湿度が関係ありそうです。工学系の知識がないのでわかりませんが、検索するとコロナ放電の音とか。
 おそらく、昼間なら騒音に紛れてしまうことでしょう。夜でも、短い時間ならば聞き逃すか、聞きつけたら小鳥と思ってしまうかもしれません。これからは、鳥の声に似たノイズ集、あるいはノイズ図鑑が必要となりますね。

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