シロハラとアカハラのさえずりは区別できるか
シロハラ、アカハラ、マミチャジナイは、遺伝子の違いがわずかだそうです。それだけに、さえずりはとてもよく似ていて区別に迷います。夏にアカハラのさえずりが聞こえたため繁殖していると思われていたものが、実はシロハラだったという話もあります。そのため、この2種類をなんとか区別したい思うのですが、なかなか区別のポイントが掴めませんでした。なお、マミチャジナイはバリエーションは少なく『野鳥大鑑』に収録されている音源で識別できると思っています。
区別を難しくしているのは、いずれもバリエーションが多いことです。とくに、アカハラは「『キョロンキョロンチリリ』と2音節半で鳴く」などと図鑑に書かれていますが、このような鳴き方をするアカハラはわずかです。私のアカハラのさえずりの録音、すべてが違うと思うほど、個性があります。ですから、皆さんアカハラは節ではなく音色で識別していることになります。シロハラのさえずりを録音する機会は少ないのですが、それでも違いがあります。
先日、六義園でシロハラのさえずりを録音することができました。さえずっている木の下での録音です。鳥との距離は10mほど、人声と街の騒音なかでも近ければ、ここまでクリアにすることができます。PCM-D100で録音。ボリュームはそのまま、2,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「pale_thrush170408.mp3」をダウンロード
アカハラとの違い、わかりますか?
節は、シロハラのほうが音が上がったり下がったりしている、最後の「チリリ」が短い。アカハラは平坦で「チリリ」をしっかりと鳴くことが多い。音の高さはほぼ同じですが、シロハラは澄んで聞こえる、アカハラのほうは濁りを感じる場合があると、思うのですがいかがでしょうか。
春は、シロハラのさえずりを聞くことができる貴重な季節です。ぜひ、聞き比べていただき、違いのポイントを確認していただければと思います。
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