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2017年5月28日 (日)

渡ってきて2週間しかさえずらない鳥たち

 まだ、ヤイロチョウのさえずりを録音したことがありません。なんでも、4月中旬に渡ってきて、その後2週間しかさえずらないと聞いています。同じく、ミゾゴイも4月下旬のみ。半月間しかさえずらないと言われていましたが、やっと録音できました。その後、同じ場所で録音をしつづけたS木♂さんによると毎日は鳴かないことがわかりました。雨や風の日もあるでしょうし、他の仕事を考えたら2週間も半月も一瞬です。きわめて録音のチャンスの少ない鳥たちということになります。
 2週間は、ほんとに短いと思いますが、サンショウクイ、コサメビタキといった鳥たちはだいたい5月いっぱいで鳴きやみます。さえずり続けるのは、1ヶ月がいいところでしょう。オオルリ、キビタキが6月まで鳴き、さえずりの期間が長い鳥たちです。それでも、7月になったらもう録音のネタは、標高の高いところへいくか、北海道など北へ行くかありません。
 1970年代学生の頃、夏休みに入ると軽井沢に飛んでいきました。夏休みですから7月10日以降です。それでも、昼間たくさんの鳥が鳴いていて、姿と声を確認してバードウォッチングの腕を磨きました。それが、今ではシーンとしてます。
 前回の「小鳥は、夜明け前後しか鳴かなくなったのか?」とも関連するのですが、基本は数の減少でしょう。結果、密度が低くなり競争する必要がなくので、さえずる必要がない、そのために早く鳴きやんでしまうのではないかと思います。
 たくさんいれば、独身雄がいて雌を求めて鳴く。となりのなわばりの既婚雄は、それにつられて、あるいは雌を奪われないためにさえずらざるを得ないということになると思います。
 これから、さらに密度が減れば、さえずる期間が短くなる種類が増えるでしょう。それと、同時に競争が減るわけですから、さえずりが単純になったり短くなる可能性もあります。現在の音と未来の音と比較すると、違いが出るかもしれません。まずは、今を録音しておくことかな。

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コメント

本当に寂しくなりました、夜明け前後しか鳴かなくて、渡って来てしばらくしか鳴かないようになるとは、鳥の個体数も非常に減ってきています。

堀尾岳行様
 蒲谷鶴彦先生が、録音した1970年代の軽井沢のコーラスを聞くと、いかに今が寂しいかわかります。
 まだ、早起きすればコーラスらしくなりますが、これ以上、寂しくならないことを祈ります。

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