カイツブリの威嚇の声-葛西臨海公園
今日の良い天気に誘われて葛西臨海公園に行きました。
とにかく気持ちが良い。日差しも風も湿度もバランスが良いのですから、最高です。
連休だけあって公園はとても混んでいましたが、鳥類園のほうはいつもの休日程度で、ゆっくりと探索ができました。プラス、バードウォッチングフェスティバル春のシギチ祭り開催中で、富士鷹なすびさんやらリトルターン・プロジェクトコアジサシ応援隊の皆さまにも会えて幸いでした。そして、なんと言っても今年はじめてのオオヨシキリのさえずりを聞け、初夏を迎えたことを実感することができました。
ところで、ウォッチングセンターにいると、聞き慣れない声が淡水池のほうから聞こえて来ました。さっそく、近くに行ってPCM-D100で録音、2,000Hz以下の低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「little_grebe170505_003.mp3」をダウンロード
かなり大きな声です。声は、池のなかのヨシ原から聞こえています。この録音は4分ほどですが、前後10数分は鳴き続けていました。
以前、拙ブログでも記事にした芝川第1調節池で録音した謎の声でした。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2013/11/1-b226.html
このときは、いろいろな方からクイナ、アリスイなどの意見をいただきました。そのなかで、S木♂さんがYouTubeで、カイツブリがアオダイショウを威嚇する映像を見つけてくれて、声の主がわかったしだいです。それ以来聞く機会はありませんでしたが、カイツブリの威嚇の声です。まず『鳴き声ガイド日本の野鳥』に収録されているか不安になって確認すると、ちゃんと入っていたので一安心です。それにしても、カイツブリは数10分間にわたり威嚇を続けていたことになり、いったい何が起きていたのでしょう。
ところで、周辺には10数人のカメラマンやバードウォッチャーがいたのですが、この声に反応を示していたのは1人だけでした。私やコメントをいただいたベテランの方たちもわからなかった声です。ですから「カイツブリだからいいや」ということはないと思います。聞いたことのない声がしたら「なんだろう?」と思わないものなのでしょうか。
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