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2017年5月 9日 (火)

不明ムシクイのさえずりは?

 六義園を常連さんのK藤♂さんと歩いていたら、ムシクイらしい声がすると教えてくれました(2017年4月20日)。私には聞こえない高い音で鳴いているようで、とりあえず彼の指さす方向に録音機を向けて録音しました。このような声です。
 PCM-D100で録音、ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 「ツツツツツ・・・」あるいは「チチチチチ・・・」でしょうか。カタカナでは表すのが難しい音色です。間を開け、長くて24回、短いと10回程度連続しています。音の高さは、4,500~7,500Hzと高く、私には聞こえづらい音域です。声紋のパターンは、への字に似た高い音と低い音が重なり合うように交互にあり、それが「ツ」という一つの音に聞こえます。さて、何でしょう。
 連続音で鳴く鳥としては、ムシクイ類が多いです。たとえば、コムシクイやアムールムシクイが頭に思い浮かびました。そのため、まずは『鳴き声ガイド日本の野鳥』をチェック、続いてBrazilさんの”Birds of East Asia”e-Book版のムシクイ類のページに載っている鳴き声をかたっぱし聞きました。このほか、ここ2週間はヒマをみつけては、ネット上にアップされている音源も聞きましたが、ぴったりと一致するものを見つけることができませんでした。
 ちなみに、コムシクイだと多少尻上がりになり、ピタッと鳴きやむ感じです。アムールムシクイは、だんだん強くなり弱まるという抑揚があります。このような鳴き方のみならず、声紋のパターンも一致しません。ただし、バリエーションもあると思いますので、いちがいに言えないところが難しいところです。そのため、飛島でムシクイ類を聞き慣れているY川さん。ロシアで実際にムシクイ類を聞き録音している北見のH田さんにおたずねしました。お二方とも「コムシクイやアムールムシクイではない、何かはわからない」と異口同音に返事をいただきました。
 ただ、Y川さんからは「一本調子で鳴く変なシジュウカラに聞こえたというのが第一印象です」とのコメント。その後、K藤♂さんからも「同じ声が聞こえたので、姿を探したらシジュウカラがいた」との報告を受けました。さらに、5月3日にテストのため置いた録音機に、遠いものの同じパターンの声が入り、その前後にシジュウカラが鳴いていました。渡り途中のムシクイ類が2週間も滞在するとは思えず、現状ではシジュウカラ説が濃厚です。
 もし、シジュウカラだとすると、バリエーションの多さには驚かされます。また、それぞれには意味があり、いずれは解明されるかと思うとわくわくします。

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