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2017年6月19日 (月)

夏のモズの鳴き声-日光→訂正追記あり

 先週の日光では、近場を歩きました。この季節は、つい戦場ヶ原やキスゲ平と上に行き、駅から近い山を歩くことは少なく、久しぶりです。意外と面白かったのは、幼鳥だらけ。スズメ、ムクドリをはじめ、ヒヨドリ、キセキレイ、モズなどの巣立ったばかりの幼鳥があちこちで見られました。キセキレイは、ペンションの軒下に巣があるなど、忙しそうでした。
 あと、モズが多いのに驚きました。駅近くの住宅地の空き地にもいて、ちょっとした草原があれば、かならずモズがいるという感じです。モズといえば、秋の高鳴きが野鳥録音の醍醐味です。しかし、繁殖期は鳴くことは鳴きますがあまり鳴きません。微妙な表現になるのをお許しください。たぶん、鳴かないと書いたら「聞いた」「録音できた」という方もいるでしょう。しかし、繁殖期のモズとの出会いは多いものの録音は、すべておぼえているくらいしか録れないのです。その程度の頻度しか鳴き声を聞けないという感じです。
 今回の出会いでも、あまり鳴きませんでした。鳴いていると思ったら、ハシブトガラスが近くにいて警戒の声のようでした。住宅地に幼鳥連れがいたので近くに録音機を置いて、40mくらい離れたところから15分観察していました。いずれも、影響のない距離と時間と判断しました。幼鳥は、3羽いて親鳥は雄のみが見えました。幼鳥は、住宅地の植え込みや低い電線にとまって親鳥を待ちます。親鳥は、隣接した畑で獲物を見つけては、運んできて与えていました。この間、ほとんど鳴き声は聞こえません。モズは鳴かないし、近くの配送センターのトラックのエンジン音や人声もうるさいので、これは録音を失敗と思って録音機を回収しました。
 ところが、帰ってからチェックしてみると、ずうっとモズの声が入っていました。YAMAHA W24で録音。ボリュームのアップ、2,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 幼鳥と録音機との距離は、10m以内です。15分間、ほとんどこの「ギチギチ」と鳴く声が入っていました。幼鳥は、鳴き続けていたのです。そして、ときどき「キイキイ」があり、親鳥も鳴いていました。
 モズは、秋の高鳴きから大きくて鋭い鳴き声のイメージがありますが、繁殖期は意外と小さな声で鳴いていることになります。どうも、あまり鳴かないというより、小さな声で聞こえにくいと言った方が良いのかもしれません。

訂正追記:アップした音声は、ナキイナゴではないかとの指摘をG戸さんからいただきました。声紋で確認したところ、音が、4,500Hzあたりから10,000Hzを越えてあること。1秒間に12~14回鳴いていることから、ナキイナゴであると判断いたしました。録音機を置いた近くの藪のなかで、ナキイナゴがいたことになります。「キイキイ」の成鳥の声は間違いなく、高鳴きとは違うという主旨はかわりありません。
 なお、記事そのものを削除も考えましたが、このような間違いが生じることがあるという戒めを含めて訂正してお詫びいたします。また、G戸さんにはご指摘を感謝いたします。ありがとうございました。
 

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