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2017年6月 4日 (日)

エナガとシジュウカラの幼鳥の声-六義園

 夏鳥の通過が一段落して六義園は、繁殖している鳥たちの幼鳥たちであふれています。ここ数年は、エナガが子育てに加わりました。
 シジュウカラとエナガの幼鳥の鳴き声は、今まで意識したことがありませんが、良い機会なので比べてみました。幼鳥たちは、親鳥を追いかけながら「チチチ」あるいは「ツツツ」という短く連続したよく似た声で鳴き合っています。たぶん、カタカナで書いたら同じになってしまう声です。いずれも高い声なので私には聞き取りにくい音です。群れの動きを見て先回りして待っていると、近くに来てくれて録音できました。
 録音しているときは、エナガのほうが細い声に聞こえ、多少の違いがあるかなと思いました。編集して声紋を見ると、大きな違いは倍音でした。シジュウカラは、6,500~8.500Hzにメインの音があり、下は4,000から上は1,8000Hzまで倍音が広がっています。それに対して、エナガは7,500~8.500Hzと少し音は高いのですが、倍音がほとんどありません。エナガの声が細く聞こえたのは、ほぼ同じ高さでも倍音がないために澄んだ声に聞こえるためでした。
 まず、シジュウカラの幼鳥です。PCM-D100で録音、4,000Hz以下のノイズをカット、ボリュームはそのまま、ノイズリダクションをかけています。



  エナガの幼鳥です。PCM-D100で録音、7,000Hz以下のノイズを軽減、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 「チッ」と「ジュリリ」と言う声は、親鳥の鳴き声です。
 もちろん、幼鳥の成長具合で鳴き声も変化していくことと思います。森の中から聞こえる幼鳥のささやくような声から、シジュウカラとエナガの幼鳥の鳴き声を区別する目安があることがわかりました。

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