デジスコ通信に投稿-プロの野鳥カメラマンとのお仕事
デジスコが普及し高額だったデジタル1眼がそこそこの値段となり、野鳥カメラマンが爆発的に増えました。都会の公園で石を投げれば、野鳥カメラマンに当たります。そして、今まで撮れなかったような瞬間を捕らえた写真がSNSにアップされ、タダで野鳥の見事な写真を楽しめるようになりました。
私は、これでプロの野鳥カメラマンは絶滅するだろうと思っていました。内心しめしめとかざまあ見ろとか、思わなかったと言ったらウソになります。ただ、私は紙媒体=書籍にこだわって情報発信していきたいと思っています。ですから、もしプロのカメラマンがいなくなったら仕事がやりにくくなるのは間違いなく、困った時代になるかもしれないという懸念もしていました。
ところが、プロの野鳥カメラマンたちは元気に活躍しています。写真集や新しい図鑑が発行され、新境地が切り開かれています。バードウォッチングの普及にプロの野鳥カメラマンの活躍があるのは、間違いないと思います。
友人知人にプロの野鳥カメラマンが何人かいます。話をする機会も多いのですが、いずれも野鳥、写真、そして仕事に対する思いの強さ深さを感じます。やはりプロはプロであり、アマチュアとの違いを歴然と感じます。アマチュア野鳥カメラマンの増殖が、プロにプロとしての存在感を見いだそうと刺激になっていることもあるかもしれませんが、良い傾向だと思っています。
今回、文一総合出版の『鳴き声から調べる野鳥図鑑』の制作にあたり、新鋭のカメラマンS原さんと仕事をしました。プロの仕事のエピソードのひとつをデジスコドッドコムのメールマガジン、デジスコ通信に投稿しました。下記URLで、ご覧ください。
http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku1.htm
S原さんのようなプロが活躍してくれれば、とうぶんプロの野鳥カメラマンとの仕事が、できることは間違いないですね。
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