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2017年8月 8日 (火)

Audition CC 使用リポート-その3

 それにしても野鳥録音に関連した編集ソフトの情報が少ないには困ります。試用でも使用でもリポートがあるとありがたいのですが、ほとんどありません。録音仲間のブログや仲間同士のメールのやりとりから、誰が何を使ってどう苦労しているか知ることができます。しかし、これから野鳥録音を初めて編集を手がけようとした方は、情報を得るのに苦労していることと思います。
 野鳥録音を初めて戸惑うのは、現場で聞いた音と録音された音の違いの差です。思ったより鳥の声が小さい、「ゴーッ」というノイズのなかにかすかに鳥の声が聞こえるというものでしょう。人は、耳で音を聞いているようで聞いていません。実は、聞きたい音を聞いたり、聞きたくない音は聞かないように、脳が増幅したり軽減して音を認知しているのです。しかし、録音機は正直にそのまま録音しているための戸惑いです。
 さらに、「ゴボゴボ」という風の音、「ガサガサ」という自分の立てる音、「プッチ」となんだかわからないけど気になる音などなど、自然の中にはノイズがいっぱいです。
 ですから、現場で聞いたような音にするため、また必要のないノイズを取るために、どうしても音を編集加工するソフトが必要になります。ということで、長々とまえがきじみたものが続きました。
 さて、AdobeのソフトはCDやDVDによる販売を止めて、すべてダウンロード販売です。メリットは、アップグレードが行われればすぐに反映され、たえず最新バージョンが消費者に届けられることにあります。デメリットは、価格。パッケージで売っていないですから価格コムで安いところを探して買うことができません。たとえばAudition CC(以下CC)単体の場合、月額3,180円(税別)ですから1年間で税込み41,208円となり、Audition 3.0(以下3.0)のアカディミック版より高くなります。ちなみに、年間一括払い26,160円(税別)、年間プランの月々払い2,180円×12ヶ月=26,160円(税別)のプランがあり、割引がされます。このほか、Photoshop CC、illustrator CCなどのセットもあり、割安になっていますが、すべてのセットを購入すると年間10万円前後となります。ということで、いずれも30 日以内は無料で体験が可能できますので、まずはお試しください。夏休みに集中して作業をするには良いかと思います。ちなみにAdobeでは、いろいろなキャンペーンをやっていて、Adobeに登録してあればダイレクトメールが来ます。キャンペーン価格では、月1,000円くらいは安くなると思います。
 CCは、インストールも簡単、認証もスムーズにできました。起動させると3.0に比べると、暗く文字が小さくなった感じです。使っていたコマンドが深いところにあったり、探すのに最初はとまどいました。しかし、慣れれば大きな違いはなく、3.0を使い慣れた方であれば小1時間もあれば修練できるでしょう。
 画面は、デフォルトではなく私が使いやすいようにテンプレートを左、左下にレベル、右下に選択/レビューを配置してみました。

Auditioncc1708081_2

 まず、CCはファイルの読み込みが早いです。3.0の場合、最初に波形表示されますが、それと同じくらいの時間で最初にスペクトル表示されます。2G、3時間のファイルはさすがに1分30秒ほどかかりますが、それでも早いです。一度、読み込めば補助するRKファイルができて、次からは1瞬で読み込まれます。また、スペクトル表示が早いです。3.0では10分ほどのファイルならばスムーズに表示されますが、20分を越えると時間がかかりました(グラボの性能による)。そのため、波形表示であらかじめ10分程度の範囲を表示させてから、スペクトル表示をさせるという作業をしていました。CCの場合、時間を気にしないで切り替えてもストレスがありません。
 また、当時に上のバーに波形が細く表示されますので、音の強さも把握することができます。また、長尺のファイルであればこの波形表示の部分で、時間の縮小拡大ができて、どの部分が拡大されているかよくわかります。それに連動してスペクトル表示も縮小拡大されていきます。全体を見回して必要な部分を探すためには、とても便利だと思いました。
 また、保存も早いです。コンピュータの能力にもよると思いますが、体感的にはサクサク感が3.0よりあるという印象です。
 ちなみに、3.0で障害であった音源ボードのドライバーも順調、問題なく作動しています。加えて、ハングしてしまった囲みやバンドエイド機能も大丈夫でした。
 まずは、これで3.0と同様に作業ができることがわかりました。(つづく)

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