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2017年8月10日 (木)

Audition CC 使用リポート-その4

 自然の中は、ノイズだらけです。野鳥録音をしていると、風はいつも吹いている、航空機がいつも飛んでいる、人はほんとおしゃべりだと実感します。
 そのため、いかにきれいに録音をするか工夫をして、きれいにノイズを取って編集するのかするか腐心します。しかし、ノイズを取り過ぎるとスタジオで録音をしたような不自然な音になってしまいます。空に向けてさえずっているオオルリの鳴き声が、森の中に広がっていく感じに聞こえてるような音にするのが理想的です。このひろがりを感じさせてくれるのはノイズなのです。ノイズは取るのではなく自然に聞こえるように残すというのが、正解だと思っています。
 ノイズを調整する機能は、かつてはイコライザー。編集ソフトでは、FFTフィルターとかグラフィックイコライザーというコマンドです。Audition CC(以下CC)では、エフェクトのなかにあります。私は、3.0ではFFTファイターを使用していました。CCでは、このFFTフィルターがとても使いやすくなっていました。
 CCのFFTフィルターです。オオルリのさえずりを加工しているところです。

Audicitonccfilter_2

 横が、Hz(音の高さ)で0~2KHzまで表示されています。縦が、db(音量)で上から3/1ほどのところが0です。これが、元の音の大きさとなります。図では、2kHzまでは元の音の大きさ、2kHz~100Hzまで段階的に軽減、100Hz以下をカットしています。ありがたいのは、図のしたのほうにギザギザに表示されている音の状態です。2,2kHzあたりから3,5kHzあたりにとがった山が見えますが、これがオオルリの鳴き声です。左下の▶をクリックするとリアルタイムで表示されます(図では、動いているので■と表示)。この動きを見て、オオルリの鳴き声がどの音域にあるのか確認することができます。オオルリの声は損なわれず、さらにオオルリの声より低い部分の音も残っていることがわかります。プレビューして聞きながらカーブをかえて音の感じを確認し、より自然に聞こえる部分を探します。
 このとき、録音したときを思い出しながら作業をすることになりますが、それが楽しいです。(つづく)

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