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2017年8月13日 (日)

Audition CC 使用リポート-その6

 CCは、3.0に比べて全体の動きが早くなっています。詳しく述べませんでしたが、よく使う機能のミキシングも調整しやすくなって、ファイルの形成も早くなりました。。
 問題点をあげれば、3.0との兌換性が失われている機能があることでしょう。たとえば、ファイルを読み込むと同時に、3.0ではPK、CCではpkfという拡張子がついたファイルが形成されます。このファイルができることによって、ファイルを読み込む速度が格段とあがります。このところ、長時間録音による大きなファイルを扱うことが多く読み込みに時間がかかるため、とてもありがたいファイルです。しかし、3.0で一度読み込んでPKファイルができていてもCCでは反映されず、新たにpkfファイルが作られます。そのため、再度読み込みに時間がかかるのは、面倒です。
 また、野原からさんが見つけてくれたマーカー機能があります。これも、長時間の音源にマーカーを付けることで、一瞬にしてその場所に飛ぶことができる便利機能です。たとえば、ウグイスの鳴き始めたところにマークを付けておき、あとでその場所に行きたければマーカー・リストを呼び出しウグイスをクリックすれば、一瞬でカーソルが目的の場所に移動してくれます。この機能のおかげで、あの声どこにあったかなと後で探すことがなくなります。ただ、CCで付けたマーカーを3.0で読み込むと文字化してしまうことがわかりました。逆に3.0で付けたマーカーは、位置を示してくれるものの説明欄は空欄、または文字化けをおこしていました。ただし、unknownなどの半角英数字は生きていました。仲間同士のデータのやりとりでは、相手が違うバージョンを使っている場合は不便です。
 CCそのものの不具合もあります。スペースキーは、PlayとStopにショートカットが割り当てられています。これは、とても便利でよく使うショートカットです。ところが、たとえばマーカーリストを呼び出す、FFTフィルターを使う、ノイズリダクションをかけるなど何かコマンドと使うと、このショートカットが無効になってしまいます。CCを終了させ、再度起動すれば元通りになるのですが、これも不便です。
 CCを使用して、まだ3ヶ月間です。10年近く使い続けた3.0でさえ、私の知らない機能を録音仲間が見つけてくれ教えてもらうことがあります。Auditionそのものが奥の深い機能を持つソフトですから、使いこなすまでには至っていないところでのリポートあることをお許しください。
 また、あまり編集ソフトを使ったない方は、リポートからソフトでこんなことができるのだということをわかったいただければと思います。編集することで、より野鳥の鳴き声を楽しむことができると思います。そして、編集加工で何ができるかわかると野外での録音の仕方も変わってくるはず、一度はお試しいただければと思います。(終了)

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