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2017年9月29日 (金)

日本で最初の野鳥録音・その1

 『中西悟堂-フクロウと雷』(平凡社・2017)を読んだS木♂さんから「日本で初めて開かれた須走探鳥会のことが書かれていましたが、名前はいま思い出せませんが、誰か(猪川珹でした)がコノハズクの声をレコードに録音して持参したと書かれていましたね。私は日本最初の野鳥録音は蒲谷兄弟による御岳山のコノハズクだと認識していましたが、それより前にも録音があったのか?と思い、かつ録音されたのが同じくコノハズクだったのが不思議でした。」とのメールをいただきました。
 須走探鳥会とは、昭和9(1934)年6月2、3日に行われたもので、北原白秋、金田一京助など当時の文人画人が参加、いわば日本野鳥の会の創立を記念して行われた探鳥会です。初日は天気が悪く、薄着の柳田などはカゼを引きそう。そのため早めに宿に戻り、そこでコノハズクのレコードを聞いたことになります。実は、うかつにもこのくだりを読み飛ばしていました。私は、『定本野鳥記第1巻 野鳥と共に』(春秋社・1962)でも読んでいるはずなのですが、このエピソードに気が付きませんでした。まずは、S木♂さんに感謝です。
 蒲谷鶴彦さんと芳比古さんが、自作のテープレコーダでの最初の録音は御岳山、戦後の昭和26(1951)年7月19日です。このとき、録音したのもコノハズクの声です。また、日本で最初の野鳥のレコードは、1954-5年に発売された『野鳥の声1-3』(ビクターレコード)だと思っていました。このレコードは、日本野鳥の会収録となっていますが、ほとんどが蒲谷さんの音源で構成されています。
 いずれにしても、それをさかのぼること20年前にコノハズクのレコードがあったのでしょうか。
 こういう謎解き、楽しいですね(つづく)。

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