イカルの幼鳥の鳴き声-日光
イカルの地鳴きは「キョ、キョ」と聞こえ、キツツキ類の声によく似ていると表現されます。しかし、これ以外にも短く「ピルピル」を連続する声も聞くことがあります。ただ、イカルは比較して警戒心が強いこと、良く茂った木の中にいることが多いこと、そして群れでいるので鳴いている個体を特定してリップシンクロを確認するのが難しいにが困りものです。
この季節、今年生まれの幼鳥は頭が黒くありませんので区別できます。以前、幼鳥が鳴いているのを確認したことがあります。特有の声で「キョ、キョ」と異なりました。
話は前後しますが、前々回(9月10日)に日光に行ったときに、イカルの幼鳥が鳴いているのを録音することができました。PCM-D100で録音、1,500Hz以下の低音のカット、ノイズリダクションをかけています。
「GrosbeakC170910_005.mp3」をダウンロード
録音したのは大谷川の川音がうるさいため、かなり加工していますのでご了承ください。いつもの「キョ、キョ」とはが異なり「ピョ」ないし「ビョ」という感じに聞こえます。スペクトルで比較すると、1,000Hzほど低いところに声の中心があり、それが違って聞こえると思います。ただ、幼鳥の鳴き声は成長段階で変わっていきますので、これ以外の声で鳴いている場合もあると思います。
いずれにしても、この季節限定の録音となります。
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