アオアシシギに会いに-葛西臨海公園
台風一過の好天気に誘われて、久しぶりに葛西臨海公園にアオアシシギに会いに行きました。
鳥類園にたどりつくと、上空を飛んでいく中型の鳥がいます。頭上を過ぎたところで気が付いたので、後ろ姿です。最初は、チョウゲンボウかと思いましたが、尾がそれほど長くなく、翼の先がそれほど尖っていません。頭に浮かんだのはヨタカです。渡りの途中、昼間飛んでいるのを見たことがありますから可能性はあると思いました。ちなみに、このあとチョウゲンボウが飛びましたが、尾の長さが違ったことは間違いありませんでした。
ウォッチングセンターでアオアシシギを見ていると、目の前に藪に褐色の鳥がいました。藪から藪に移動していくために写真を撮ることはもちろん、なかなか特徴が掴めません。大きさはスズメより大きくオオヨシキリより小さい、背中は少し赤みのある褐色、腹は白にちかい淡色、嘴に黄色味あり、過眼線がある、足は黒くない。印象としては、のっぺりした顔で面長に見えました。
最初はオオヨシキリかと思いましたが、顔の印象が異なります。シマセンニュウはもっと小さいしと、消去法でエゾセンニュウの名前が残りました。ただ、エゾセンニュウの渡りのコースは日本海側にあると言われており、太平洋側にいても良いのかなと言った疑問が残りました。
秋の葛西と言えば、アオアシシギの声です。ウォッチングセンターの周辺では少なくとも4羽、多ければ6羽いたと思います。しかし、およそ1時間、待ちましたが聞こえたのは一声のみ。けっこう鳴かない鳥なのです。
好天のなか、いろいろ出会いのあった葛西でした。
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