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2017年11月22日 (水)

『長岡野鳥の会50年誌』をいただきました

 まずは、50周年おめでとうございます。

Nagaoka171122

 前回40周年にお招きいただき、カラスの講演をしたのはついこの間のように思えます。あっと言う間の10年、その間にも充実した活動も積み重ねて来たことになります。ということで、長岡野鳥の会から『長岡野鳥の会50年誌』をいただきました。
 50年、半世紀も前に発足したことがまず凄いですね。私の関わっているグループは創立20年前後、20年前は日本野鳥の会の会員が5万人を突破した頃で、いわばバードウォッチングバブルの時代。それだけに、あちこちにバードウォッチングを楽しむグループができた頃です。
 しかし、50年前の1968年は日本野鳥の会の会員数すらわからない時代で、1,000~2,000人の間だと思います。当時は、事務局がないために正確な数字が残っていないのです。1970年に財団法人となり事務局を構えるのですが、それでも会員数は2,500人前後でした。ですから、日本野鳥の会の名前は知られていませんし、バードウォッチングという言葉もない時代です。そのなかで、鳥好きが集まってグループを作るというのは、今とはまったく違った苦労があったことでしょう。今なら「良いご趣味ですね」と理解してもらえますが、鳥は取るもの食べるものという感覚がまだ残る時代ですから、会の説明をするだけでもたいへんだったと思います。まして、地方ではなおさらだったのではないでしょうか。
 『長岡野鳥の会50年誌』には、そんな苦労話は載っていませんが、その分50年間楽しんできた会員の方々の文章が収録されています。また、長岡の良いところは、探鳥会だけでなく調査や研究もされていることです。私がカラスの話をいたしましたが、すでにカラスについての調査をされていて、私自身も勉強させていただきました。そのような、研究報告も収録されているのは、長岡野鳥の会ならではでしょう。また、これから先もさらなるご発展をお祈りいたします。
 残念ながら本誌は流通していませんので、目にとまる機会がありましたら、お手にとっていただきたいと思います。

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