無音と水音-日光キスゲ平
暖かくなるという天気予報に誘われて日光に行って来ました。
南斜面の霧降高原キスゲ平園地は、風もなくおだやか。標高1,600mの山地、11月最終週とは思えない暖かさです。みごとな青空が、季節感を狂わせます。
足下を見るとクモが歩いているし、羽虫も飛んでいます。いつの間にか、身体にテントウムシがとまっていました。暖かさに誘われて、虫たちが活動しています。鳥は、ウソ、コガラ、ハシブトガラス、ジョウビタキ、カケスの姿や声が聞こえました。
ただ、音的にはとても静でした。いつもは、車の音がうるさい霧降道路ですが、今日はたまにしか車がとおりません。キスゲ平の往復とも前後に車やバイクがおらず、ゆっくり風景を楽しみながらドライブができたほどです。ですから、無音体験ができました。PCM-D100で録音。そのまま、切り出しただけです。
「171129_001.mp3」をダウンロード
以前、夜の無音体験を記事にしました。そのときの音と同じでした。ご興味のある方、下記のリンクでお聞きください。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2010/06/post-9e37.html
実は、静けさというのは音があることによって、より感じます。順路に一ヶ所だけ、水が湧いているところがあります。雨の少ない季節になって、流れがかなり細くなっていました。それだけに、水音も小さく静けさを醸しだしていました。PCM-D100で録音。100Hz以下の低音を軽減しています。
「171129_002.mp3」をダウンロード
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