六義園のシダレザクラ-回復か・追記あり
今年の六義園、花の開花は例年と異なります。まだ、ウメの花が残っているのにシダレザクラがほぼ満開、シダレザクラが散り始めるとソメイヨシノが咲くのですが、もう咲いています。また、コブシの花はサクラ類より早いのですが、今日やっと咲き始めました。このほか、いつもと違う順番です。一つに去年の夏、雹被害の影響があると思いますが、このところの寒さと暖かさの大きな変化も影響しているでしょう。
去年、上半分はほとんど花が咲かなかった名物シダレザクラの花付きが気になって、やっと晴れた今日の午後に行ってみました。
見る限り、上まで花が付いています。初めて見る人は、きっと素晴らしいと思うことでしょう。
去年の悲惨な状態です。ここから、回復しています。
ただ、以前の写真と比べると花の数が少なくなっているのがわかります。まだ、満開までの間がありますが、それを割り引いてもちょっと寂しい感じがします。上は2004年3月26日に撮影したものです。
ただ、去年に比べて復活していることは間違いありません。下は去年、花の付かなかったほぼてっぺんにある枝です。
今年は、同じ枝に花が付いています。ただ、まだ花を付けていない枝があります。
原因は、去年多かったアトリに花芽を食べられたかもからネコブセンチュウの被害、あるいはそもそも寿命、さらにこれらが複合的に作用した可能性もあります。去年は、とくに雹の被害があって一度葉を落としてまた葉を新たに出すなど、シダレザクラにとって負担が加わりました。
六義園では、鳥よけのテグスを張るなどしましたが、今年はアトリは来ませんでした。また、土の入れ替えや薬剤の注入などの大規模な手立てはしていないとのこと。ただ、見ている限り、夏の水やりなどこまめに行っていたように思います。いずれにしても、職員の方々に見守られて元気になった感じがします。
いずれにしても、今年も花を咲かせてくれ、来園者を楽しませてくれることは間違いありません。
追記
本日(3月25日)、ほぼ満開となった状態のシダレザクラです。2004年に比べると白く見えるのは、カメラが違うせいもありますが、白っぽいです。また、花の間から黒い枝が見えるところが多くて、花の量が少ないことがわかります。
« 『朝の小鳥』スタジオ収録-4月は秋川渓谷の鳥 | トップページ | トラツグミが鳴いた »
「観察記録」カテゴリの記事
- 地鳴きオンパレード(2025.03.25)
- 日光/早春の囀り- オオアカゲラのドラミング(2025.03.16)
- 松田道生のブログをお探しの方へ(2025.03.03)
- ハシブトガラスの春の歌(2025.02.28)
- 鳴かないカモの声-2 オカヨシガモ(2025.02.16)
コメント