春の渡りを楽しむ-谷津干潟
本日は、バードウォッチングに目覚めたツァイスのK堀さんのお誘いで谷津干潟へ。日本野鳥の会の職員3名も同行してくれて、久しぶりの谷津干潟を楽しみました。「暑い、熱中症にご注意」という天気予報でしたが、海辺は風が心地よくて気持ちの良い1日でした。
ゴールデンウィークは、シギチドリを見るために休日があるようなもの。三番瀬も良いのですが、このシーズンは潮干狩りで檄混みとなるので、鳥も谷津干潟に避難してくるのではないかと予想しての来訪です。
着いた時は、まだ潮が引き始めたばかりでメダイチドリが10数羽。ハマシギが50羽ほどでした。だんだん潮が引くに従いハマシギは300羽ほどの群れが入ってきて、チュウシャクシギも2羽。ダイゼン50羽ほどの群れにキョウジョシギが1羽入っていました。このほか、いつまにか来ていなくなったコチドリなど。
ここ数年、春の渡りのシーズンを見ている限り、そこそこの数かなと思っていました。私としては、久しぶりのハマシギの群れがひるがえる様をみて満足していたのですが、東京港野鳥公園のレンジャーのF沢さんは「少ないですね」と不満顔です。
そうなんですよね。往年の谷津干潟を知っている者としては、物足りないのは事実です。かつて、空を覆うハマシギの数千羽の群れが織りなすマスゲームを見たことのある者としては、いったいあの群れはどこに行ってしまったのだろうかと思ってしまいます。なにしろ、基本種のキアシシギが1羽もいないのですから、シギ・チドリの識別の基礎をお話しするにも苦労します。
大先輩から「昔は鳥が多かった」とか「空を覆うように鳥が」と聞いて、もっと早く生まれてくれば良かったと悔しく思ったものですが、私たちもとうとう同じようなことを言うようになってしまいました。
ランチは、谷津干潟野鳥観察センターのなかにあるカフェオアシスで。写真は、デザートに注文した季節限定の和菓子のセット。カルガモ親子をイメージしているそうです。
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